トマトを買いに出かけて、なんとなく立ち寄った魚屋さんで、あんまりいいブリがあったので買う。照り焼きもいいけれど、こっくりと煮物もいいなあと思って大根を買って帰る。
帰ってきて思う。僕はブリを買うつもりじゃなかったんだ。
「引越し、手伝ってほしい。しかも明日。」
そんなメールが届く。何の前触れもなく、携帯電話がぶるぶるする。おいおいそりゃあいくらなんでも唐突すぎやしないか、とかならないところが僕たちのいいところかもしれない。
金曜日の話である。僕たちが金曜の夜に朝まで飲んでいることを予測してのメールである。
しかしだ。
終電後の開店となったこの日、途中から眠い。もうほんとに眠い。しかも数時間後には肉体労働が待っている。
だから途中まで作って眠ってしまう。
冷やしトマト。
コンキリエとオリーブ、ゆでたまごのサラダ。
これは、前日とってもおいしかったので、この日も作って出した。
コンキリエの貝殻の中にツナやゆでたまごが入り込むのがいいね、とか話す。
サラダとは呼んでいても、じっさいのところかなりおなかにたまるメニューである。
もう、残り少なくなったコエド・ビールは『漆黒』から。
ちなみに後に写っているオリゴの中には、前日の残り物のフランクフルトとじゃがいものチーズ焼きが入っている。
とりあえず残り物でもどうです、とか臆せず出してしまうあたりが僕のいいところかもしれない。悪いところかもしれないけど。
評判は悪くない。
コエド『伽羅』。
先日、コエド・ビールのセットを買ってからというもの、この伽羅の登場頻度が非常に高いことにお気づきの方もいるかもしれない。いったい何本買ったんだよ、とか訝っている方も、もしかしたらいるかもしれない。
実はこの伽羅がおいしかったので、これだけ買い足したのであった。コエド・ビールはわりと流通していて、その気になれば普通に買える。
ジャーマン・ポテト。
ジャーマン・ポテトの正確な定義というものを、僕は知らない。もしかしたらそんなものはないのかもしれない。
いつも作るこいつは、アーリオ・オーリオでローズマリーとベーコン、たまねぎを炒め、白ワインをふり、茹でたじゃがいもと和えて、それからオーブンで焼く。
今回はチーズをかけて焼いた。
さて、ここまで食べ終えて、眠いのである。
無理に話を続けようとしているから、会話も何だか眠たい。だからここで打ち切り。眠って、明日に備えることにした。
本当はこのあと、フィッシュ&チップス、チキンとほうれんそうのクリームトマトソースのスパゲティを作るはずであった。
じっさいのところ、こうして振り返ってみると、組立てがむちゃくちゃだったなと反省しきりである。メイン級のものばかりじゃないか。これは眠ってしまったのも、もしかしたら天の思し召しかもしれない。
さて、そんなふうにして、食事もアルコールも(いつもよりは)控えめな金曜の夜である。だから翌日の引越しはなかなかの働きを見せることができたのである。
気になるのは、後回しにされたフィッシュ&チップス、チキンとほうれんそうのトマトクリームのパスタだ。
いつ出てくるか。あるいは出てこないのか。
そんなメールが届く。何の前触れもなく、携帯電話がぶるぶるする。おいおいそりゃあいくらなんでも唐突すぎやしないか、とかならないところが僕たちのいいところかもしれない。
金曜日の話である。僕たちが金曜の夜に朝まで飲んでいることを予測してのメールである。
しかしだ。
終電後の開店となったこの日、途中から眠い。もうほんとに眠い。しかも数時間後には肉体労働が待っている。
だから途中まで作って眠ってしまう。
冷やしトマト。
コンキリエとオリーブ、ゆでたまごのサラダ。
これは、前日とってもおいしかったので、この日も作って出した。
コンキリエの貝殻の中にツナやゆでたまごが入り込むのがいいね、とか話す。
サラダとは呼んでいても、じっさいのところかなりおなかにたまるメニューである。
もう、残り少なくなったコエド・ビールは『漆黒』から。
ちなみに後に写っているオリゴの中には、前日の残り物のフランクフルトとじゃがいものチーズ焼きが入っている。
とりあえず残り物でもどうです、とか臆せず出してしまうあたりが僕のいいところかもしれない。悪いところかもしれないけど。
評判は悪くない。
コエド『伽羅』。
先日、コエド・ビールのセットを買ってからというもの、この伽羅の登場頻度が非常に高いことにお気づきの方もいるかもしれない。いったい何本買ったんだよ、とか訝っている方も、もしかしたらいるかもしれない。
実はこの伽羅がおいしかったので、これだけ買い足したのであった。コエド・ビールはわりと流通していて、その気になれば普通に買える。
ジャーマン・ポテト。
ジャーマン・ポテトの正確な定義というものを、僕は知らない。もしかしたらそんなものはないのかもしれない。
いつも作るこいつは、アーリオ・オーリオでローズマリーとベーコン、たまねぎを炒め、白ワインをふり、茹でたじゃがいもと和えて、それからオーブンで焼く。
今回はチーズをかけて焼いた。
さて、ここまで食べ終えて、眠いのである。
無理に話を続けようとしているから、会話も何だか眠たい。だからここで打ち切り。眠って、明日に備えることにした。
本当はこのあと、フィッシュ&チップス、チキンとほうれんそうのクリームトマトソースのスパゲティを作るはずであった。
じっさいのところ、こうして振り返ってみると、組立てがむちゃくちゃだったなと反省しきりである。メイン級のものばかりじゃないか。これは眠ってしまったのも、もしかしたら天の思し召しかもしれない。
さて、そんなふうにして、食事もアルコールも(いつもよりは)控えめな金曜の夜である。だから翌日の引越しはなかなかの働きを見せることができたのである。
気になるのは、後回しにされたフィッシュ&チップス、チキンとほうれんそうのトマトクリームのパスタだ。
いつ出てくるか。あるいは出てこないのか。
PR
梅雨時の天気予報が、あてにならないことなどハナからわかっている。
外れたからといって、腹を立てるのは無定見というものだろう。また、予報を頭から信じきって用心を怠るなど、それこそ愚昧、軽率、浅薄の謗りを免れまい。
しかし、だ。
東京地方は、降らないって。朝、言ってたじゃんかよう。
買ったばかりだったのだ。
おろしたてだったのだ。
両足にぽつぽつとシミになってしまった。そもそも日本の気候に…(中略)…こんなシミ磨いたって…(中略)…。
まあいい。
ぶつぶつ言ったって始まらないからあれだけど、東京は降らないっていうから…(以下略)。
先日のサボりの残り、フランクフルト・ソーセージを使おうと思っていた。トマトソースで煮込むのもいいと思ったけれど、煮込み料理の時期でもないのでチーズといっしょにオーブンで焼くことにする。
フランクフルトを調理する前に、サラダを拵えよう。オーブンで焼くのだ。焼きあがるのを待つ間に、サラダでもつまみながらビールを飲もうと思ったのだ。
茹でたコンキリエ、ゆでたまご、ツナ、刻んだブラックオリーブ、パセリのみじん切りをボウルへ。
牛乳とマヨネーズとパルミジャーノを合わせたソースを入れ、胡椒を挽く。
混ぜる。
完成である。
一方フランクフルトは斜めに切り、にんにくとオリーブオイル、たまねぎといっしょに炒める。
冷蔵庫の中に、しなびたタイムがあったのでそれも入れる。
白ワインをふる。
電子レンジで加熱したじゃがいもを切っていっしょに炒める。
ざっと炒め合わせて、これにトマトとチーズを乗せてオーブンへ。
オーブンは250度で15分くらい。
オーブンがじりじりいっている間に、ビールである。
先日のコエドビールセットから最後の登場は『漆黒』の名の黒ビールである。これはなかなか味のあるおいしい黒ビールだ。
しかしながら、黒ビールのベストはやっぱり『東京ブラック』だ。これに勝る黒ビールは、ちょっとない。
コンキリエとオリーブ、ゆでたまごのサラダ。
サラダをつまみながらのビール。
なんかとてもいい感じだった。
何かができあがる前のほんのちょっとの間。これがとてもいい時間である。
そういえば、フィルムを現像に出して、早くでき上がってこないかな、という時間を過ごさなくなって久しい。
そんなことを思っていた。
さて、焼き上がりである。
ビール2本目は、コエド『伽羅』。
トマトから出た水分が、チーズと混ざるこの感じがいい。
すっかりいい気分なので、予定になかったけれど、ワインを飲み始める。
この夜、妙に上機嫌だったのは、オーブンの焼き上がりを待つ時間が、とても幸せな時間だったからだ。わずか15分の至福の時間が、こんなに気分を高めてくれることがあるのだ。
翌朝、玄関にて。
買ったばかりの靴のシミを見て、苦々しい気分が込み上げてくれけれど、もうよそう、と思う。結局は履いているうちにわからなくなってしまうのだ。新しいからどうとか、別にいいじゃないか。
でも、東京は降らないって言ってたし、…そもそも…(以下略)
外れたからといって、腹を立てるのは無定見というものだろう。また、予報を頭から信じきって用心を怠るなど、それこそ愚昧、軽率、浅薄の謗りを免れまい。
しかし、だ。
東京地方は、降らないって。朝、言ってたじゃんかよう。
買ったばかりだったのだ。
おろしたてだったのだ。
両足にぽつぽつとシミになってしまった。そもそも日本の気候に…(中略)…こんなシミ磨いたって…(中略)…。
まあいい。
ぶつぶつ言ったって始まらないからあれだけど、東京は降らないっていうから…(以下略)。
先日のサボりの残り、フランクフルト・ソーセージを使おうと思っていた。トマトソースで煮込むのもいいと思ったけれど、煮込み料理の時期でもないのでチーズといっしょにオーブンで焼くことにする。
フランクフルトを調理する前に、サラダを拵えよう。オーブンで焼くのだ。焼きあがるのを待つ間に、サラダでもつまみながらビールを飲もうと思ったのだ。
茹でたコンキリエ、ゆでたまご、ツナ、刻んだブラックオリーブ、パセリのみじん切りをボウルへ。
牛乳とマヨネーズとパルミジャーノを合わせたソースを入れ、胡椒を挽く。
混ぜる。
完成である。
一方フランクフルトは斜めに切り、にんにくとオリーブオイル、たまねぎといっしょに炒める。
冷蔵庫の中に、しなびたタイムがあったのでそれも入れる。
白ワインをふる。
電子レンジで加熱したじゃがいもを切っていっしょに炒める。
ざっと炒め合わせて、これにトマトとチーズを乗せてオーブンへ。
オーブンは250度で15分くらい。
オーブンがじりじりいっている間に、ビールである。
先日のコエドビールセットから最後の登場は『漆黒』の名の黒ビールである。これはなかなか味のあるおいしい黒ビールだ。
しかしながら、黒ビールのベストはやっぱり『東京ブラック』だ。これに勝る黒ビールは、ちょっとない。
コンキリエとオリーブ、ゆでたまごのサラダ。
サラダをつまみながらのビール。
なんかとてもいい感じだった。
何かができあがる前のほんのちょっとの間。これがとてもいい時間である。
そういえば、フィルムを現像に出して、早くでき上がってこないかな、という時間を過ごさなくなって久しい。
そんなことを思っていた。
さて、焼き上がりである。
ビール2本目は、コエド『伽羅』。
トマトから出た水分が、チーズと混ざるこの感じがいい。
すっかりいい気分なので、予定になかったけれど、ワインを飲み始める。
この夜、妙に上機嫌だったのは、オーブンの焼き上がりを待つ時間が、とても幸せな時間だったからだ。わずか15分の至福の時間が、こんなに気分を高めてくれることがあるのだ。
翌朝、玄関にて。
買ったばかりの靴のシミを見て、苦々しい気分が込み上げてくれけれど、もうよそう、と思う。結局は履いているうちにわからなくなってしまうのだ。新しいからどうとか、別にいいじゃないか。
でも、東京は降らないって言ってたし、…そもそも…(以下略)
先日、実家からハムが届いた。
ペッパーハムと、ハムのセットだと思っていた。
しかし。よく見たらもう一方には『焼豚』って書いてある。
こんなやつだ。
わりと生々しい。
そこで。休みの昼に炒飯でも、と思っていた。
これは僕に限ってのことかもしれないけれど、炒飯は夜ごはんには食べたくない。これだけは明るいうちに食べないと興が乗らないというか、なんか違うのである。
ご飯は炊飯器の中にあった前日の残りごはんである。電子レンジで温めて、炒飯にする。
もちろん炊きたてのごはんで作ったほうがおいしかろう。しかしながら、これもまた僕に限ってのことかもしれないけれど、昨日のごはんに火を入れて再生させる、というほうが炒飯っぽいのである。
以上2つの気分的な理由から、炒飯は土日のお昼ごはん*、しかも前日にごはんを炊いて、それが残っている場合に限定されるのである。
さて、そんな厳しい条件が出されているにも関わらず、焼豚が届くという好機にも恵まれ、土曜の昼ごはんは炒飯となった。
憚らず申し上げるが、僕は炒飯が得意である。パラパラに炒め上げることができる。
焼豚は拍子木に切る。
ネギはみじん切りにする。
焼豚は先に炒めて、軽く酒をふり、取り出しておく。
中華鍋に油を熱して、溶きたまご、すかさずごはんを投入する。
おたまで押さえつけるようにして、ごはんにたまごを纏わせるようにして、ほぐしながら炒めていく。
パラパラになってきたら、塩、胡椒をして、煽る。
炒めておいた焼豚を戻して、醤油をひとまわし。
そしてまた煽る。
最後にネギを入れる。
さっくり混ぜ合わせたら、完成である。
炒飯は、男っぽい食べものだと思う。
炭水化物率、9割超である。
強火で煽るから、台所に煙が充満して、炒飯というより油煙に近い匂いがしている。
そしてビールを飲んでしまう。
休みだ。誰に何を言われるわけでもない。
でも、かすかに心に引っ掛かる罪悪感が、昼のビールの醍醐味ともいえる。
そして、あとがだるくなるのもまた一興というものであろう。
炒飯は、おいしくできた。
しかしながら、スピード第一のこの料理を、作りながら撮影するのが至難の業であったことをここに申し添えておくことにする。
ペッパーハムと、ハムのセットだと思っていた。
しかし。よく見たらもう一方には『焼豚』って書いてある。
こんなやつだ。
わりと生々しい。
そこで。休みの昼に炒飯でも、と思っていた。
これは僕に限ってのことかもしれないけれど、炒飯は夜ごはんには食べたくない。これだけは明るいうちに食べないと興が乗らないというか、なんか違うのである。
ご飯は炊飯器の中にあった前日の残りごはんである。電子レンジで温めて、炒飯にする。
もちろん炊きたてのごはんで作ったほうがおいしかろう。しかしながら、これもまた僕に限ってのことかもしれないけれど、昨日のごはんに火を入れて再生させる、というほうが炒飯っぽいのである。
以上2つの気分的な理由から、炒飯は土日のお昼ごはん*、しかも前日にごはんを炊いて、それが残っている場合に限定されるのである。
*朝から炒飯というのはこれもまたなんか違うし、そもそも休みに朝ごはんを作る機会はそう多くはない。
さて、そんな厳しい条件が出されているにも関わらず、焼豚が届くという好機にも恵まれ、土曜の昼ごはんは炒飯となった。
憚らず申し上げるが、僕は炒飯が得意である。パラパラに炒め上げることができる。
焼豚は拍子木に切る。
ネギはみじん切りにする。
焼豚は先に炒めて、軽く酒をふり、取り出しておく。
中華鍋に油を熱して、溶きたまご、すかさずごはんを投入する。
おたまで押さえつけるようにして、ごはんにたまごを纏わせるようにして、ほぐしながら炒めていく。
パラパラになってきたら、塩、胡椒をして、煽る。
炒めておいた焼豚を戻して、醤油をひとまわし。
そしてまた煽る。
最後にネギを入れる。
さっくり混ぜ合わせたら、完成である。
炒飯は、男っぽい食べものだと思う。
炭水化物率、9割超である。
強火で煽るから、台所に煙が充満して、炒飯というより油煙に近い匂いがしている。
そしてビールを飲んでしまう。
休みだ。誰に何を言われるわけでもない。
でも、かすかに心に引っ掛かる罪悪感が、昼のビールの醍醐味ともいえる。
そして、あとがだるくなるのもまた一興というものであろう。
炒飯は、おいしくできた。
しかしながら、スピード第一のこの料理を、作りながら撮影するのが至難の業であったことをここに申し添えておくことにする。
いつになく腹を立てているのである。
僕がではない。管理人さんが、だ。
6月8日(水)
缶の器に、
ビンが入て
ありました、
情識を守れ
嫌がらせするな、
おわかりのことと思うが、ゴミの分別についての貼紙である。
過去の貼紙についてはこちらを参照されたい。
■皆さんえ…
■ギリシア語では『塑造の』を意味する
■土器よさらば
■ベランダ
語気の強さからして、余程腹に据えかねたのだろうと思う。
最近使い始めたPCの電源を入れるのももどかしく筆を走らせた、といった感じが窺える。
そうですね。分別回収なのだから、ましてやルールの厳しい杉並区なのだから、決まりはきちんと守らなくてはいけない。だがどこにでも不届き者はいるのだ。嘆かわしいことと思う。
情識については、僕は特に何も申し上げないでおくことにする。
ご立腹のところを誠に恐縮ではあるが、『缶の器に、ビンが入(れ)てありました』とは、なんだか一篇の詩のようだと感じた次第である。
缶の器に、
ビンが入て
ありました
さて、不届き者への腹立ち紛れに、ペンネ・アラビアータである。おこりんぼうのペンネだ。
ホールトマトの缶詰とにんにくと鷹の爪があればできるアラビアータは、家に買い置きのあるものだけで作れる、腹を立てているときに最適なメニューである。別に僕が腹を立てているわけではないのだけれど。
ホールトマト。
長年愛用してきたこのスピガドーロのホールトマト缶。西荻駅前の『喜久屋』で現在158円。
高くなったなあと思う。
ちょっと前まで通常128円。どこかで特売があれば98円で買えたのに。
ホールトマトは手で潰しておく。
パセリ。
ほんとうはイタリアン・パセリがいいのだけれど、冷蔵庫の中にこいつがいたので今回は代用で。
ところで、昔は何を食べてもこのパセリが彩りとして添えられていたけれど、最近はあまり見かけなくなったような気がする。
気のせいかな。
パセリはみじん切りにしておく。
フライパンににんにくとオリーブオイルを入れ、弱火で揚げるようにする。
にんにくがきつね色になったら鷹の爪を入れ、辛みをうつすようにする。
ホールトマトを入れる。
かき混ぜながら、水分を飛ばすように煮る。
煮詰まってきたら、パスタの茹で汁を加えてのばす。
パセリのみじん切りの半量を加え、塩、胡椒で味を調える。
茹で上がったペンネと残りのパセリを入れる。
しっかり和えたら完成。
ペンネ・アラビアータは実にシンプルな料理だ。だから麺のおいしさが味わえるように思う。
ビールはコエドの『伽羅』。
琥珀色で味のある、おいしいビールだと思う。
不届き者は、実にけしからんけれども、怒ってばかりいてもつまらないから、簡単でおいしいものでも食べましょう、などと管理人さんに言ったわけではないけれど、そんな気持ちでアラビアータを食べた。
蒸し暑い夜に、アラビアータを食べてひと汗かく。
すると、なんだか清々しい気分になっていた。
僕がではない。管理人さんが、だ。
6月8日(水)
缶の器に、
ビンが入て
ありました、
情識を守れ
嫌がらせするな、
おわかりのことと思うが、ゴミの分別についての貼紙である。
過去の貼紙についてはこちらを参照されたい。
■皆さんえ…
■ギリシア語では『塑造の』を意味する
■土器よさらば
■ベランダ
語気の強さからして、余程腹に据えかねたのだろうと思う。
最近使い始めたPCの電源を入れるのももどかしく筆を走らせた、といった感じが窺える。
そうですね。分別回収なのだから、ましてやルールの厳しい杉並区なのだから、決まりはきちんと守らなくてはいけない。だがどこにでも不届き者はいるのだ。嘆かわしいことと思う。
情識については、僕は特に何も申し上げないでおくことにする。
ご立腹のところを誠に恐縮ではあるが、『缶の器に、ビンが入(れ)てありました』とは、なんだか一篇の詩のようだと感じた次第である。
缶の器に、
ビンが入て
ありました
さて、不届き者への腹立ち紛れに、ペンネ・アラビアータである。おこりんぼうのペンネだ。
ホールトマトの缶詰とにんにくと鷹の爪があればできるアラビアータは、家に買い置きのあるものだけで作れる、腹を立てているときに最適なメニューである。別に僕が腹を立てているわけではないのだけれど。
ホールトマト。
長年愛用してきたこのスピガドーロのホールトマト缶。西荻駅前の『喜久屋』で現在158円。
高くなったなあと思う。
ちょっと前まで通常128円。どこかで特売があれば98円で買えたのに。
ホールトマトは手で潰しておく。
パセリ。
ほんとうはイタリアン・パセリがいいのだけれど、冷蔵庫の中にこいつがいたので今回は代用で。
ところで、昔は何を食べてもこのパセリが彩りとして添えられていたけれど、最近はあまり見かけなくなったような気がする。
気のせいかな。
パセリはみじん切りにしておく。
フライパンににんにくとオリーブオイルを入れ、弱火で揚げるようにする。
にんにくがきつね色になったら鷹の爪を入れ、辛みをうつすようにする。
ホールトマトを入れる。
かき混ぜながら、水分を飛ばすように煮る。
煮詰まってきたら、パスタの茹で汁を加えてのばす。
パセリのみじん切りの半量を加え、塩、胡椒で味を調える。
茹で上がったペンネと残りのパセリを入れる。
しっかり和えたら完成。
ペンネ・アラビアータは実にシンプルな料理だ。だから麺のおいしさが味わえるように思う。
ビールはコエドの『伽羅』。
琥珀色で味のある、おいしいビールだと思う。
不届き者は、実にけしからんけれども、怒ってばかりいてもつまらないから、簡単でおいしいものでも食べましょう、などと管理人さんに言ったわけではないけれど、そんな気持ちでアラビアータを食べた。
蒸し暑い夜に、アラビアータを食べてひと汗かく。
すると、なんだか清々しい気分になっていた。
カレンダー
11 | 2024/12 | 01 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
おすすめ音楽
『Pocketful of Poetry』
Mindy Gledhill
この数ヶ月、僕は「ミンディ・グレッドヒルは分かってる!」と叫び続けてきた。この人のアルバムからはポップってのはこういうものさ、という自信が滲み出ていると思う。tr. 2『Trouble No More』がツボ中のツボ。僕の好物ばっかりいっぱい詰まってる。決して大袈裟な表現ではなく、棄て曲なし、最高に幸せな30分あまり。
『D'ACCORD』
SERGE DELAITE TRIO with ALAIN BRUEL
アトリエサワノのピアノトリオが大好きです。2枚同時発売のうちの1枚。これはピアノトリオにアコーディオンを加えた演奏。明るい休日のランチ。冷えた白ワイン飲みたくなる感じ。
J.S. Bach/Goldberg Variations
Simone Dinnerstein
ゴルトベルク変奏曲からグールドの影を拭いきれないのは仕方がない。この人の演奏には”脱・グールド”みたいな気負いはなく、曲に対してもグールドに対しても愛情に満ちていて、丁寧で、やさしくてすごく好きです。
リンク
カウンター
最新記事
(12/20)
(12/01)
(10/17)
(07/25)
(05/26)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
セキヤ
年齢:
47
性別:
男性
誕生日:
1977/05/04
職業:
会社員
趣味:
料理
自己紹介:
憂いのAB型
ブログ内検索
アクセス解析
NINJA TOOLS
ひとくちメモ
心のメモ(10月)
腰が痛い/引っ越そうと思っている/ハナレグミのライブに行ったらスチャダラが出てきて『今夜はブギー・バック』を歌った/10年ぶりくらいでエヴィスのジーンズを買った/西荻のカフェ『11(イレブン)』が11/11で閉店。残念です/会社のPCがクラッシュ。困った/羊頭狗肉を本当に行っていた店がモスクワにあった/
ひとくちメモ
心のメモ(11月)
腰痛から完全復帰/コンパクトマクロレンズを買った/焙じ茶をよく飲んでいる/イライラした/海鮮丼うまい/西荻新居ついに今週末契約/人のせいにするのはよくないと思う/引越し完了/友人の存在をありがたく思う/ネットがつながるまで3週間くらいかかるらしい/連日の深夜まで及ぶ片付け作業で眠い/寒くなってきたので湯たんぽを出した/
ひとくちメモ
心のメモ(12月)
吉祥寺のタワレコはヨドバシカメラの中に入ってからすっかり足が遠のいてしまった。前の方がよかったと思う/和室のコンセプトは『昭和』に/口に出して言うのはちょっと恥ずかしいのだが『亡き王女のためのパヴァーヌ』っていい曲だなあと思う/真心ブラザーズのライブに行った/
ひとくちメモ
心のメモ(2008年1月)
『相棒』スペシャルが面白かった/駅伝の『無念のリタイア』に弱い/もちつき大会に参加。楽しかった/3年以上使った携帯をついに機種変更/西荻在住の友人がお引越し。新居も西荻/『東京フレンズTHE MOVIE』という映画をみたが、数年ぶりに映画をみて涙を流した。情けなくて/最近西友の『冷凍食品4割引』の回数が異常に多い気がする/
ひとくちメモ
心のメモ(2月)
魚屋で刺身を買った帰りに化け猫に追いかけられるという夢を見たが、すげえ怖かった。でも逃げ切った/風が強かったので窓を開けて空気の入れ替えをしたら、部屋が砂だらけになった/しおかぜをほほにうけはだしでかけてく/ふりむけばしろいすなわたしのあしあと/洗濯物を干しているときに『大東京音頭』を口ずさんでいて自分でもびっくりした/無農薬のお米を買おうとしたが5kgで4000円近くしたので敢えなくあきらめた/
ひとくちメモ
心のメモ(3月)
『コンピューターおばあちゃん』を聴いて、ちょっと泣いた/久しぶりに中野に帰ったら『disk union』ができていた/
ひとくちメモ
心のメモ(4月)
気かつくと野菜ジュースの『♪びっくらこいーたー』を歌っている/間違えて『香りつき』のトイレットペーパーを買ってしまった/西荻デパート内の『魚正』が閉店。悲しい/家のすぐ近くで火事があった/表札がローマ字の家が嫌い/もう出ないんじゃないかと思っていた『たのしい中央線5』発売。即買いする/東京・天王洲アイル周辺で震度11の局地的大地震、という夢を見た/ガチャピンかムックかなら断然ムックだ/
ひとくちメモ
心のメモ(5月)
新企画『人間失格』の骨子固まる/頭が痛い/
ひとくちメモ
心のメモ(6月)
窓の外から演歌が聞こえる/ノドが痛い/『血の月曜日事件』起こる/PDFは『Portable Document Format』の頭文字であると知った/
ひとくちメモ
心のメモ(7月)
アパートのエントランスにヤモリがいた/友人宅で『聖☆おにいさん』を読んで爆笑/このブログを『ブリ買う』と呼んでいる人がいてちょっと嬉しかった/
ひとくちメモ
心のメモ(8月)
赤塚不二夫が死んだ/ソルジェニーツィンが死んだ/今年は蝉が少ないような気がする/パジャマを着て寝るようにした/家の近くで蜩(ひぐらし)が鳴いてた/神様、お願いだから僕の1日を36時間にしてください/ケメックスを割ってしまった/新しいケメックスを買ってきた/友人とipodを取替えっこして聴いていたら、談志の落語が入っていて感動した/
ひとくちメモ
心のメモ(9月)
中央線内に流れる相田みつをのコンテンツが異常にうざい/
ひとくちメモ
心のメモ(2008年10月)
マックの『ベーコンポテトパイ』が復活。とても嬉しい/ドムドーラを忘れるな/『三年目の浮気』を美女とデュエットするのが夢だ/
ひとくちメモ
心のメモ(2008年11月)
にわとり文庫に行ったらネコがいた/『e+』一時閉店。残念です/
ひとくちメモ
心のメモ(2008年12月)
自転車のベルを無闇に鳴らす人間が大嫌いだ/寒くなってきたので湯たんぽを出した/年末に仕事を追い込むつもりが、自分が追い込まれた/このままだと水道を止められてしまう/
ひとくちメモ
心のメモ(2009年1月)
『相棒』スペシャルが面白かった/分度器が欲しい/嵐のような一週間だった/もうダメだ/いや、そうでもないかも/
ひとくちメモ
心のメモ(2009年5月)
このブログをFirefoxで見てる人が10%を突破した/『1Q84』は発売日にゲットしたがまだ手をつけない/
ひとくちメモ
心のメモ(2009年6月)
檀さん、大和田さん、檀さん/笑った拍子にオナラが出た/玉の湯が廃業。超・残念/
ひとくちメモ
心のメモ(2010年3月)
まねきねこダック全否定/素敵なスリッパを買った/愛用の『シルク石鹸』メーカー製造中止。寂しい限りだ/強風に煽られてジャージの下が行方不明/
ひとくちメモ
心のメモ(2010年4月)
やましげ校長の退任がほんとうに寂しいです/
ひとくちメモ
心のメモ(2010年11月)
「返しにきたよ。」友人が持ってきてくれた傘にまるで見覚えがない。/奥田民生が『茜色の夕日』を歌っている動画を見て泣いた/カゼをひきました/
ひとくちメモ
心のメモ(2010年12月)
六本木『ABBEY ROAD』で"The Parrots"のライブに感動/
ひとくちメモ
心のメモ(2011年1月)
我が家もついに地デジ化/
ひとくちメモ
心のメモ(2011年3月)
武道館にくるりのライブを見に行った/震災当日、荻窪まで4時間くらいかけて帰ってきた/
ひとくちメモ
心のメモ(2011年5月)
J・アーヴィング『また会う日まで』読了/そろそろストーブをしまおうかと思っている/靴下の左右を揃える手間を省くためすべて同じ柄にするという新発想/『ニルスのふしぎな旅』DVDセット購入/
ひとくちメモ
心のメモ(2011年7月)
甚平を買った/坂本屋が復活してた/『いいとも打ち切り』ってあって思わず東スポを買ってしまった/魁皇関、おつかれさまでした/
ひとくちメモ
心のメモ(2012年3月)
松本大洋の『Sunny』がすごい/やっぱタモさんはすげえや/
ひとくちメモ
心のメモ(2012年4月)
洗濯機を買い替えた/『anan』表紙のしょこたんにどうしても目を奪われてしまう/
ひとくちメモ
心のメモ(2013年4月)
2年ぶりくらいにひどいカゼをひいた/
ひとくちメモ
心のメモ(2013年8月)
個人的空耳アワード2013は『金玉をつけないでよ』に決定/
ひとくちメモ
心のメモ(2014年7月)
野々村県議の会見はたしかに笑ったが、どうにも後味が悪い/
ひとくちメモ
心のメモ(2014年9月)
カイン・ハイウィンドに2度も裏切られた/
ひとくちメモ
心のメモ(2014年10月)
虫歯治療中/『ちいさこべえ』の”りつ”が超かわいい/
ひとくちメモ
心のメモ(2014年11月)
ぐんまちゃん、おめでとう/中野サンプラザにくるりを聴きに行った/
ひとくちメモ
心のメモ(2014年12月)
やりきれない出来事が多すぎる/『天城越え』という歌はよく聴くとじつに陳腐だ/
ひとくちメモ
心のメモ(2015年1月)
初詣は日本橋の小網神社に出掛けた/『相棒』スペシャルはいまいちだった/箱根駅伝を走る選手が眉毛を整えているのを見るとちょっと鼻白む/