トマトを買いに出かけて、なんとなく立ち寄った魚屋さんで、あんまりいいブリがあったので買う。照り焼きもいいけれど、こっくりと煮物もいいなあと思って大根を買って帰る。
帰ってきて思う。僕はブリを買うつもりじゃなかったんだ。
最近、その顔を拝んでいない。
キングの名を冠したあの男。
キング・オスカーである。
―あれ、なんか顔つきが変わりましたね。
「・・・。」
―伊藤博文に似てるって言われませんか。
「・・・。」
返答はない。
ちなみに、昔のキング・オスカーはこんな顔をしていた。
昔のほうがどことなく悲しげだ。
ちなみに、過去のいきさつはこちら。
オイルサーディンのトマトソース・スパゲティー
さて、キング・オスカーとはオイル・サーディンである。
ノルウェーのいわしのオイル漬けで、カルディで買っていたのだけれど、最近西友にもお目見えした。
それはおそらくこういうことだ。
はごろもフーズのロゴが入っている。
はごろもフーズが輸入業者になったのだ。こうしてナショナル・ブランドが入ることで、西友にも流通するようになったのだ。
おそらく。
ところで、パッケージには『NORWEGIAN TRADITION』とあるのに、原産国名はポーランドになっている。
そういうものだ。
さて、オイル・サーディンはトマト・ソースでパスタにする。
今回は、たまねぎも加えて、魚のラグーにしたらどうだろうと思ったのだ。
にんにくとオリーブオイルを火にかける。
にんにくがきつね色になったら、たまねぎのみじん切りを加えて炒める。
オイル・サーディンとタイムを加える。
白ワインを入れて火を強め、水分を飛ばす。
ホールトマトを手で潰して入れる。
煮詰めていく。
煮詰まったら、パスタの茹で汁を加えて、塩、胡椒で味を調える。
茹で上がったパスタを加えて、しっかり和える。
完成である。
いわしのトマトソース。
暑いので、1杯目はビール。
しかし。
これがパスタと相性がよくない。魚が生臭く感じてしまう。
そこで、早々にワインに変更。
いつものコノスルである。
これは、ばっちり。パスタの味を引き立てる。
このパスタ。
地中海の港町みたいな味だ。想像だけど。気取らない感じがよい。
さて、この日はもう一品。
サラダ。
野菜はルッコラとベビーリーフ、生マッシュルーム。
生ハムとクリームチーズを乗せる。
ドレッシングは、バルサミコ酢、白ワインビネガー、にんにく、塩、胡椒、オリーブオイルで作る。
最後にパルミジャーノのすりおろしをかける。
空を見上げると雲がどこにもない、という日が続く。だんだんと暑さにも慣れてきた気がする。
明日の天気? 今日と同じだよ。
こんな日がいつまで続くか。
キングの名を冠したあの男。
キング・オスカーである。
―あれ、なんか顔つきが変わりましたね。
「・・・。」
―伊藤博文に似てるって言われませんか。
「・・・。」
返答はない。
ちなみに、昔のキング・オスカーはこんな顔をしていた。
昔のほうがどことなく悲しげだ。
ちなみに、過去のいきさつはこちら。
オイルサーディンのトマトソース・スパゲティー
さて、キング・オスカーとはオイル・サーディンである。
ノルウェーのいわしのオイル漬けで、カルディで買っていたのだけれど、最近西友にもお目見えした。
それはおそらくこういうことだ。
はごろもフーズのロゴが入っている。
はごろもフーズが輸入業者になったのだ。こうしてナショナル・ブランドが入ることで、西友にも流通するようになったのだ。
おそらく。
ところで、パッケージには『NORWEGIAN TRADITION』とあるのに、原産国名はポーランドになっている。
そういうものだ。
さて、オイル・サーディンはトマト・ソースでパスタにする。
今回は、たまねぎも加えて、魚のラグーにしたらどうだろうと思ったのだ。
にんにくとオリーブオイルを火にかける。
にんにくがきつね色になったら、たまねぎのみじん切りを加えて炒める。
オイル・サーディンとタイムを加える。
白ワインを入れて火を強め、水分を飛ばす。
ホールトマトを手で潰して入れる。
煮詰めていく。
煮詰まったら、パスタの茹で汁を加えて、塩、胡椒で味を調える。
茹で上がったパスタを加えて、しっかり和える。
完成である。
いわしのトマトソース。
暑いので、1杯目はビール。
しかし。
これがパスタと相性がよくない。魚が生臭く感じてしまう。
そこで、早々にワインに変更。
いつものコノスルである。
これは、ばっちり。パスタの味を引き立てる。
このパスタ。
地中海の港町みたいな味だ。想像だけど。気取らない感じがよい。
さて、この日はもう一品。
サラダ。
野菜はルッコラとベビーリーフ、生マッシュルーム。
生ハムとクリームチーズを乗せる。
ドレッシングは、バルサミコ酢、白ワインビネガー、にんにく、塩、胡椒、オリーブオイルで作る。
最後にパルミジャーノのすりおろしをかける。
空を見上げると雲がどこにもない、という日が続く。だんだんと暑さにも慣れてきた気がする。
明日の天気? 今日と同じだよ。
こんな日がいつまで続くか。
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思い出すのも、おぞましい。
できれば思い出したくない。忘れてしまいたい。
土曜日のことだ。友人たちが遊びに来ることになっていて、僕はビールやら食材やらを買い込んで帰ってきた。
そろそろお揚げの油抜きでもしようかと思ったそのときだ。台所の壁、天井近くの高い位置に黒い影を認めた。
こんなはずじゃなかった。虫が苦手*1な僕は、しかも台所に食材を多量に保管している者としては、据え置き型の、巣ごと効く、殺虫成分入りのエサを食べさせて殲滅するタイプの駆除剤を効果的に配置し、その姿を(少なくとも自室内では)見かけることさえない環境を作り上げているはずだった。
*1 子どものころからほんとうにダメで、上記黒い虫や蜘蛛あたりは天敵である。そのほか、世間的には愛されている、カブトムシやクワガタムシなどもダメで、恥ずかしながら30年以上生きてきて、今まで触れたことさえない。なぜあれを好きこのんで触ろうとするのか、甚だ疑問である。
勇気をふりしぼって、丸めた新聞紙で戦いを挑もうかとも思った。そして、その短期決戦での勝利こそが戦士として最も名誉であり、不本意にも命を奪われることになる黒い闖入者に苦しむ暇さえ与えない、情け深い戦いとなることはわかっていた。
でもダメだった。
もう10年近く、戦っていないのだ。ずっと使っていない、殺虫スプレーをシンク下から取り出してくるのが精一杯だった。しかし取り出した殺虫スプレーの缶を持ったときに、こちらの形勢が非常に不利であることが判明した。噴霧剤の残りがあとわずかしかない。これでは至近距離から噴霧してその効果を最大にしなければこちらに勝ち目はない。
でもひよってしまった。
最初のひと噴きで、黒い闖入者は卑怯にも羽を広げて無闇に飛び回るという戦法に出た。僕は悲鳴を上げ、隣の部屋に逃げ込み戸を閉めた。
戸の向こう側では、黒いあいつが苦しげに飛び回り、壁や天井にその体を打ちつけている音が聞こえる。
息は上がり、全身の毛が逆立ってぞわぞわする。手にはじっとりと嫌な汗が滲む。口の中はカラカラだ。
ここは見慣れた僕の部屋であるはずだった。しかしあの闖入者のせいで、僕に憩いを与えてくれるはずのこの小さな部屋は、景色がまるで違って見える。僕は俄かに憤りを感じた。ささやかながらも好ましい、静かな生活を一瞬にして奪われたこと、そしてそれを奪ったあの黒い闖入者に対して。
怒りに燃えた僕は、恐怖に打ち克ち、戸を開けた。もうおまえの好き勝手にはさせない、と。
台所には、あいつの姿はなかった。おそらくゴミ箱の下あたりにでも隠れているのだろう。そのとき、殺虫剤が効いて、動きが鈍ったあいつが食器棚の下から這い出してきた。
僕は悲鳴を上げ、また隣の部屋に逃げ込んで戸を閉めた。
ダメだ。これでは同じことの繰り返しではないか。こんな戦いには早く終止符を打たなくてはいけない。しかしこちらの殺虫剤は、先程の一撃で弾切れである。振っても叩いても、もう薬剤を噴霧することはなくなっていた。
僕は財布を持ち、買いに出ることにした。もっと強力で、瞬殺できるやつを装備するのだ。
部屋を出ようとしたその瞬間。玄関のドアが開いて、友人たちが現れた。僕は必要以上に驚き、恐怖の目線で友人たちを見据えた。
僕の蒼白な顔と動揺した様子を見て、友人は察知した。やつがいるのか、と。
この戦いで、友人たちを頼るわけにはいかなかった。友人たちは僕以上にあいつが苦手なのだ。これだから都会育ちというのは役に立たない。
とりあえず、友人たちには状況を説明し、外で待ってもらって僕は装備品を買いに出た―。
あとは、なんてことはなかった。
強力装備で瞬殺。最後の勇気をふりしぼって、死体を回収。
僕のささやかながらも平穏な暮らしが戻ってきた。
運搬時もチルド状態で、と言われたらしく、冷えた状態で到着した。
冷やの状態で飲んだときと、すこし温んで常温に近くなったときで味が随分違うのが印象的だった。冷えているときのほうがガツンとくる。僕はすこし温んだときのやわらかい感じが、香りも立って好きだった。
これは僕が買っておいたもの。
『純米吟醸 刈穂50』
きりりと締まった感じだ。
さて、そろそろ枝豆も出盛りである。
冷凍じゃなく、自分で茹でる季節がやってきた。
枝豆としらす、豆腐の和え物。
お揚げと水菜のおひたし。
鯛の胡麻醤油和え。
先日は、すずきでこれをやった。
実家ではこれに生姜も加えて、まぐろをあえたものが出てくる。
これもこの間やったばかりだが、鶏の塩焼きである。
レモンをぎゅっと搾る。
さて、今回は『黒薬味』をかけて食べた。
これはいただきもので、とってもおいしいのだ。原了郭の黒七味に近いけれど、柚子の香りがより強くて、もっとさわやかな感じ。
鶏の焼き物にはまずうってつけである。
もう二度と、あんな戦いはごめんだ。
僕だって、生けるものの命を奪いたくはないのだ。
これからの人生、あとどれくらいこんな思いをしなくてはならないのか。
できれば思い出したくない。忘れてしまいたい。
土曜日のことだ。友人たちが遊びに来ることになっていて、僕はビールやら食材やらを買い込んで帰ってきた。
そろそろお揚げの油抜きでもしようかと思ったそのときだ。台所の壁、天井近くの高い位置に黒い影を認めた。
こんなはずじゃなかった。虫が苦手*1な僕は、しかも台所に食材を多量に保管している者としては、据え置き型の、巣ごと効く、殺虫成分入りのエサを食べさせて殲滅するタイプの駆除剤を効果的に配置し、その姿を(少なくとも自室内では)見かけることさえない環境を作り上げているはずだった。
*1 子どものころからほんとうにダメで、上記黒い虫や蜘蛛あたりは天敵である。そのほか、世間的には愛されている、カブトムシやクワガタムシなどもダメで、恥ずかしながら30年以上生きてきて、今まで触れたことさえない。なぜあれを好きこのんで触ろうとするのか、甚だ疑問である。
勇気をふりしぼって、丸めた新聞紙で戦いを挑もうかとも思った。そして、その短期決戦での勝利こそが戦士として最も名誉であり、不本意にも命を奪われることになる黒い闖入者に苦しむ暇さえ与えない、情け深い戦いとなることはわかっていた。
でもダメだった。
もう10年近く、戦っていないのだ。ずっと使っていない、殺虫スプレーをシンク下から取り出してくるのが精一杯だった。しかし取り出した殺虫スプレーの缶を持ったときに、こちらの形勢が非常に不利であることが判明した。噴霧剤の残りがあとわずかしかない。これでは至近距離から噴霧してその効果を最大にしなければこちらに勝ち目はない。
でもひよってしまった。
最初のひと噴きで、黒い闖入者は卑怯にも羽を広げて無闇に飛び回るという戦法に出た。僕は悲鳴を上げ、隣の部屋に逃げ込み戸を閉めた。
戸の向こう側では、黒いあいつが苦しげに飛び回り、壁や天井にその体を打ちつけている音が聞こえる。
息は上がり、全身の毛が逆立ってぞわぞわする。手にはじっとりと嫌な汗が滲む。口の中はカラカラだ。
ここは見慣れた僕の部屋であるはずだった。しかしあの闖入者のせいで、僕に憩いを与えてくれるはずのこの小さな部屋は、景色がまるで違って見える。僕は俄かに憤りを感じた。ささやかながらも好ましい、静かな生活を一瞬にして奪われたこと、そしてそれを奪ったあの黒い闖入者に対して。
怒りに燃えた僕は、恐怖に打ち克ち、戸を開けた。もうおまえの好き勝手にはさせない、と。
台所には、あいつの姿はなかった。おそらくゴミ箱の下あたりにでも隠れているのだろう。そのとき、殺虫剤が効いて、動きが鈍ったあいつが食器棚の下から這い出してきた。
僕は悲鳴を上げ、また隣の部屋に逃げ込んで戸を閉めた。
ダメだ。これでは同じことの繰り返しではないか。こんな戦いには早く終止符を打たなくてはいけない。しかしこちらの殺虫剤は、先程の一撃で弾切れである。振っても叩いても、もう薬剤を噴霧することはなくなっていた。
僕は財布を持ち、買いに出ることにした。もっと強力で、瞬殺できるやつを装備するのだ。
部屋を出ようとしたその瞬間。玄関のドアが開いて、友人たちが現れた。僕は必要以上に驚き、恐怖の目線で友人たちを見据えた。
僕の蒼白な顔と動揺した様子を見て、友人は察知した。やつがいるのか、と。
この戦いで、友人たちを頼るわけにはいかなかった。友人たちは僕以上にあいつが苦手なのだ。これだから都会育ちというのは役に立たない。
とりあえず、友人たちには状況を説明し、外で待ってもらって僕は装備品を買いに出た―。
あとは、なんてことはなかった。
強力装備で瞬殺。最後の勇気をふりしぼって、死体を回収。
僕のささやかながらも平穏な暮らしが戻ってきた。
運搬時もチルド状態で、と言われたらしく、冷えた状態で到着した。
冷やの状態で飲んだときと、すこし温んで常温に近くなったときで味が随分違うのが印象的だった。冷えているときのほうがガツンとくる。僕はすこし温んだときのやわらかい感じが、香りも立って好きだった。
これは僕が買っておいたもの。
『純米吟醸 刈穂50』
きりりと締まった感じだ。
さて、そろそろ枝豆も出盛りである。
冷凍じゃなく、自分で茹でる季節がやってきた。
枝豆としらす、豆腐の和え物。
お揚げと水菜のおひたし。
鯛の胡麻醤油和え。
先日は、すずきでこれをやった。
実家ではこれに生姜も加えて、まぐろをあえたものが出てくる。
これもこの間やったばかりだが、鶏の塩焼きである。
レモンをぎゅっと搾る。
さて、今回は『黒薬味』をかけて食べた。
これはいただきもので、とってもおいしいのだ。原了郭の黒七味に近いけれど、柚子の香りがより強くて、もっとさわやかな感じ。
鶏の焼き物にはまずうってつけである。
もう二度と、あんな戦いはごめんだ。
僕だって、生けるものの命を奪いたくはないのだ。
これからの人生、あとどれくらいこんな思いをしなくてはならないのか。
東京は梅雨明け、と昨日発表があった。
本日は朝からシーツを洗って干して、上機嫌である。
梅雨明け最初の日曜日にふさわしい、気持ちのいい日だ。
今夜は日なたのにおいのする枕で寝るのだ。
上機嫌ついでにアイスコーヒーを淹れる。
アイスコーヒーは、アイス用の深煎りのコーヒー豆を使う。
たっぷりの氷の上に、濃く入れたコーヒーを落として急冷する。
時間をかけて冷ますと、コーヒーが濁ってしまうのだ。それに、冷ましている間にも、コーヒーの劣化は進む。
間髪を入れずに冷まして、すぐ飲むことが大事だ。
淹れたてのアイスコーヒーの香りは、格別である。
この特別な香りは、もって数時間。その場で冷やして飲むときにしか味わえない。
洗濯して、アイスコーヒーを飲んで、おなかが減ってきた。
お昼は何を食べようか。
本日は朝からシーツを洗って干して、上機嫌である。
梅雨明け最初の日曜日にふさわしい、気持ちのいい日だ。
今夜は日なたのにおいのする枕で寝るのだ。
上機嫌ついでにアイスコーヒーを淹れる。
アイスコーヒーは、アイス用の深煎りのコーヒー豆を使う。
たっぷりの氷の上に、濃く入れたコーヒーを落として急冷する。
時間をかけて冷ますと、コーヒーが濁ってしまうのだ。それに、冷ましている間にも、コーヒーの劣化は進む。
間髪を入れずに冷まして、すぐ飲むことが大事だ。
淹れたてのアイスコーヒーの香りは、格別である。
この特別な香りは、もって数時間。その場で冷やして飲むときにしか味わえない。
洗濯して、アイスコーヒーを飲んで、おなかが減ってきた。
お昼は何を食べようか。
―ブリア‐サヴァラン
(『美味礼讃』より/関根秀雄・戸部松実 訳, 岩波文庫)
どうやら僕は、食べ方も飲み方も心得ないようである。
いつだって胸につかえるほど食べ、酔っぱらうほど飲んでいる。
飲みたい気分だった。いつも飲んでるじゃないか、と思う向きもあるかもしれない。
でも違うのだ。
たとえばパスタを作ってワインを飲むとき、パスタが主でワインは従であることが多い。炒飯を作ってビールを飲むとき、炒飯が主でビールは従である。
今宵は、酒が主だ。
何があった、というわけではない。お酒を飲もうと思っただけだ。
三千盛は一升瓶ごと、ごつんと冷蔵庫に入れて冷やす。
お酒を飲むために、いろいろと考えていた。魚を食べたい、冷凍してある鶏肉を使おう、豆腐もいいけど、ちょっと多いな。
などなど。
こういうとき頭の中で目まぐるしく回るメニューの取捨選択とその理由を、記録しておいたら面白いだろうと思ったけれど、すぐに忘れてしまった。
まずはビールだ。暑いときも寒いときもビールを飲んでいる。
夜の始まりを、高らかに告げる一杯である。
最近のお気に入り、コエド・ビールの『伽羅』。
ポテトサラダ。できあい。
実はお気に入りである。
あるコンビニエンス・ストアで手に入る、118円のポテトサラダ。
アボカド。
久しぶりにアボカドを食べる。
薄切りにしたアボカドにレモンを搾り、醬油とオリーブオイル、削り節をかける。
この食べ方は、酒のつまみに最適である。
すずきの胡麻醬油和え。
すずきのさくを薄切りにし、すり胡麻と醬油で和える。さくについていた大葉を細切りにしてのせる。
冬瓜と鶏挽き肉の煮物。
味付けは、酒、塩、薄口醬油、味醂。水溶き片栗粉でとろみをつける。
冬瓜の煮物は、スープに近い印象がある。冬瓜が殆ど水分だからか。
鶏の塩焼き。
塩、胡椒をした鶏もも肉を皮目から焼き、両面焼いたら酒をふり、水を入れて蓋をして蒸し焼きにする。
レモンを豪快に搾る。
鶏料理のつけあわせについている、ししとうが好きだ。ほんとうに好きだ。
鶏の脂の香りと、よく合うと思う。
さて、これだけ用意して、しっかりとお酒を飲む。
先日手に入れた、ちょっと大ぶりの片口で2杯だから、だいたい4合くらいである。
この日用意したメニューは、冬瓜の煮物の鍋に残っている分以外は、全部食べた。
その量はまさに胸につかえるほどであり、飲み終わったあと酔っぱらっていたことはいうまでもない。
サヴァランがどれくらいの量を食べ、飲んでいたのかはわからない。僕がいつか食べ方飲み方を心得る日がくるだろうか。
―夏目漱石
(『草枕』より/新潮文庫)
でも、あとが不愉快になるほど飲み食いをするのも人情ってもんだろう、と思う。
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プロフィール
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セキヤ
年齢:
47
性別:
男性
誕生日:
1977/05/04
職業:
会社員
趣味:
料理
自己紹介:
憂いのAB型
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心のメモ(10月)
腰が痛い/引っ越そうと思っている/ハナレグミのライブに行ったらスチャダラが出てきて『今夜はブギー・バック』を歌った/10年ぶりくらいでエヴィスのジーンズを買った/西荻のカフェ『11(イレブン)』が11/11で閉店。残念です/会社のPCがクラッシュ。困った/羊頭狗肉を本当に行っていた店がモスクワにあった/
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心のメモ(11月)
腰痛から完全復帰/コンパクトマクロレンズを買った/焙じ茶をよく飲んでいる/イライラした/海鮮丼うまい/西荻新居ついに今週末契約/人のせいにするのはよくないと思う/引越し完了/友人の存在をありがたく思う/ネットがつながるまで3週間くらいかかるらしい/連日の深夜まで及ぶ片付け作業で眠い/寒くなってきたので湯たんぽを出した/
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心のメモ(12月)
吉祥寺のタワレコはヨドバシカメラの中に入ってからすっかり足が遠のいてしまった。前の方がよかったと思う/和室のコンセプトは『昭和』に/口に出して言うのはちょっと恥ずかしいのだが『亡き王女のためのパヴァーヌ』っていい曲だなあと思う/真心ブラザーズのライブに行った/
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心のメモ(2008年1月)
『相棒』スペシャルが面白かった/駅伝の『無念のリタイア』に弱い/もちつき大会に参加。楽しかった/3年以上使った携帯をついに機種変更/西荻在住の友人がお引越し。新居も西荻/『東京フレンズTHE MOVIE』という映画をみたが、数年ぶりに映画をみて涙を流した。情けなくて/最近西友の『冷凍食品4割引』の回数が異常に多い気がする/
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心のメモ(2月)
魚屋で刺身を買った帰りに化け猫に追いかけられるという夢を見たが、すげえ怖かった。でも逃げ切った/風が強かったので窓を開けて空気の入れ替えをしたら、部屋が砂だらけになった/しおかぜをほほにうけはだしでかけてく/ふりむけばしろいすなわたしのあしあと/洗濯物を干しているときに『大東京音頭』を口ずさんでいて自分でもびっくりした/無農薬のお米を買おうとしたが5kgで4000円近くしたので敢えなくあきらめた/
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心のメモ(3月)
『コンピューターおばあちゃん』を聴いて、ちょっと泣いた/久しぶりに中野に帰ったら『disk union』ができていた/
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心のメモ(4月)
気かつくと野菜ジュースの『♪びっくらこいーたー』を歌っている/間違えて『香りつき』のトイレットペーパーを買ってしまった/西荻デパート内の『魚正』が閉店。悲しい/家のすぐ近くで火事があった/表札がローマ字の家が嫌い/もう出ないんじゃないかと思っていた『たのしい中央線5』発売。即買いする/東京・天王洲アイル周辺で震度11の局地的大地震、という夢を見た/ガチャピンかムックかなら断然ムックだ/
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心のメモ(5月)
新企画『人間失格』の骨子固まる/頭が痛い/
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心のメモ(6月)
窓の外から演歌が聞こえる/ノドが痛い/『血の月曜日事件』起こる/PDFは『Portable Document Format』の頭文字であると知った/
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心のメモ(7月)
アパートのエントランスにヤモリがいた/友人宅で『聖☆おにいさん』を読んで爆笑/このブログを『ブリ買う』と呼んでいる人がいてちょっと嬉しかった/
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心のメモ(8月)
赤塚不二夫が死んだ/ソルジェニーツィンが死んだ/今年は蝉が少ないような気がする/パジャマを着て寝るようにした/家の近くで蜩(ひぐらし)が鳴いてた/神様、お願いだから僕の1日を36時間にしてください/ケメックスを割ってしまった/新しいケメックスを買ってきた/友人とipodを取替えっこして聴いていたら、談志の落語が入っていて感動した/
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心のメモ(9月)
中央線内に流れる相田みつをのコンテンツが異常にうざい/
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心のメモ(2008年10月)
マックの『ベーコンポテトパイ』が復活。とても嬉しい/ドムドーラを忘れるな/『三年目の浮気』を美女とデュエットするのが夢だ/
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心のメモ(2008年11月)
にわとり文庫に行ったらネコがいた/『e+』一時閉店。残念です/
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心のメモ(2008年12月)
自転車のベルを無闇に鳴らす人間が大嫌いだ/寒くなってきたので湯たんぽを出した/年末に仕事を追い込むつもりが、自分が追い込まれた/このままだと水道を止められてしまう/
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心のメモ(2009年1月)
『相棒』スペシャルが面白かった/分度器が欲しい/嵐のような一週間だった/もうダメだ/いや、そうでもないかも/
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心のメモ(2009年5月)
このブログをFirefoxで見てる人が10%を突破した/『1Q84』は発売日にゲットしたがまだ手をつけない/
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心のメモ(2009年6月)
檀さん、大和田さん、檀さん/笑った拍子にオナラが出た/玉の湯が廃業。超・残念/
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心のメモ(2010年3月)
まねきねこダック全否定/素敵なスリッパを買った/愛用の『シルク石鹸』メーカー製造中止。寂しい限りだ/強風に煽られてジャージの下が行方不明/
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心のメモ(2010年4月)
やましげ校長の退任がほんとうに寂しいです/
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心のメモ(2010年11月)
「返しにきたよ。」友人が持ってきてくれた傘にまるで見覚えがない。/奥田民生が『茜色の夕日』を歌っている動画を見て泣いた/カゼをひきました/
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心のメモ(2010年12月)
六本木『ABBEY ROAD』で"The Parrots"のライブに感動/
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心のメモ(2011年1月)
我が家もついに地デジ化/
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心のメモ(2011年3月)
武道館にくるりのライブを見に行った/震災当日、荻窪まで4時間くらいかけて帰ってきた/
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心のメモ(2011年5月)
J・アーヴィング『また会う日まで』読了/そろそろストーブをしまおうかと思っている/靴下の左右を揃える手間を省くためすべて同じ柄にするという新発想/『ニルスのふしぎな旅』DVDセット購入/
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心のメモ(2011年7月)
甚平を買った/坂本屋が復活してた/『いいとも打ち切り』ってあって思わず東スポを買ってしまった/魁皇関、おつかれさまでした/
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心のメモ(2012年3月)
松本大洋の『Sunny』がすごい/やっぱタモさんはすげえや/
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心のメモ(2012年4月)
洗濯機を買い替えた/『anan』表紙のしょこたんにどうしても目を奪われてしまう/
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心のメモ(2013年4月)
2年ぶりくらいにひどいカゼをひいた/
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心のメモ(2013年8月)
個人的空耳アワード2013は『金玉をつけないでよ』に決定/
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野々村県議の会見はたしかに笑ったが、どうにも後味が悪い/
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心のメモ(2014年9月)
カイン・ハイウィンドに2度も裏切られた/
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心のメモ(2014年10月)
虫歯治療中/『ちいさこべえ』の”りつ”が超かわいい/
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心のメモ(2014年11月)
ぐんまちゃん、おめでとう/中野サンプラザにくるりを聴きに行った/
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心のメモ(2014年12月)
やりきれない出来事が多すぎる/『天城越え』という歌はよく聴くとじつに陳腐だ/
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心のメモ(2015年1月)
初詣は日本橋の小網神社に出掛けた/『相棒』スペシャルはいまいちだった/箱根駅伝を走る選手が眉毛を整えているのを見るとちょっと鼻白む/