トマトを買いに出かけて、なんとなく立ち寄った魚屋さんで、あんまりいいブリがあったので買う。照り焼きもいいけれど、こっくりと煮物もいいなあと思って大根を買って帰る。
帰ってきて思う。僕はブリを買うつもりじゃなかったんだ。
「お出で」とお神[神]さんが云つて、吾輩を自分の膝の脇に引き寄せ、輕[軽]く頭を叩いてくれた。その位置から更(あらた)めて大入道の手許を眺める。小さく切つたチーズの切れがあるらしい。箸の先にそれを取つて、食べるのかと思ふと、別の手で焼海苔の切つたのを摘んで、くるくる卷[巻]いて、チーズの海苔卷[巻]きを拵へた。それを更めて箸に挾[挟]み、先に一寸醬[醤]油をつけてから口へ持つて行つた。をかしな事をする大入道もあつたものだ。吾輩が見てゐて、チーズはうまさうだと思ふ。しかし海苔は甚だ始末の惡[悪]い食物である。猫の上顎(うはあご)に海苔が貼りついた時の處[処]置は困難である。
胃弱の漱石による『猫』原典に較べて、酒飲みで旨いもの好きの百閒による『贋作 吾輩は猫である』には、酒の席の描写が多い。
この小説が書かれた昭和20年代前半、おそらくまだ贅沢品であったろうチーズを晩酌のつまみにしているあたりが百閒らしくて好きである。手でくるくると巻いて、それをあらためて箸で摘まんでから醤油につけるお行儀のよさも好きだ。
それにしても、だ。このチーズの海苔巻きのなんと旨そうなことか。
こういうのものはすぐに真似をする性質である。
チーズの海苔巻き。
小さく切るのではなくて、クリームチーズを匙ですくって海苔に巻く。
それを箸で摘まんで、醤油につけて食べる。初めのうちだけ。だんだん億劫になるので手掴みのまま醤油につけて食べるようになるという行儀悪である。
チーズは『kiri』のハーブ&ガーリック。
いろいろ試したが、海苔巻きにするにはこれがさわやかでおいしいと思う。
さて、春本番にこんなつまみであれば、冷酒でもという気分なのである。
海苔とチーズだけでは寂しいので他にいくつか作る。
づけまぐろの山かけ。
島らっきょう。
味噌だれをつけていただく。
大根と豚の角煮の炊き合わせ。
豚の角煮はレトルトのものを使用。
緑は大根の葉を刻んでちょっとだけ一緒に煮たもの。
この日、スーパーで昔ながらの赤いウインナを見つけたのだ。
そして、作ったものはこれである。
タコさんウインナ。
ひとつだけ、ゴマで顔をつけてみた。
やってみて気づいたのだが、タコさんウインナはお弁当の中に1本ないし2本程度あるからかわいいのであって、一袋全部タコさんにしてしまうと、これが結構怖い。
さて、冷酒をと思い立ったが、1杯目はビールである。
サッポロ黒ラベル。
どうも震災後、瓶のビールが手に入らない。
家にあるビールがあと2本。しばらく瓶ビールはお預けかもしれない。
なんとなく調子に乗っていろいろ作っていたら、なかなか豪勢な酒の席になった。
タコさんウインナだけが異質である。
お酒はこちら。
『翠露 純米吟醸』
この時期、翠露が欠かせなくなってきた。夏に飲む冷酒よりも、なぜか春に飲みたいお酒だ。吟醸香もわざとらしくなくてよい。
ネコの上顎に海苔が貼りついた時の処置は確かに大変そうだ。彼らはどうやって取るだろう。
想像するととても可笑しいと思ふ。
―内田百閒『贋作吾輩は猫である』
内田百閒全集 第五巻(講談社)
内田百閒全集 第五巻(講談社)
※カッコ内の新字体はセキヤによる
胃弱の漱石による『猫』原典に較べて、酒飲みで旨いもの好きの百閒による『贋作 吾輩は猫である』には、酒の席の描写が多い。
この小説が書かれた昭和20年代前半、おそらくまだ贅沢品であったろうチーズを晩酌のつまみにしているあたりが百閒らしくて好きである。手でくるくると巻いて、それをあらためて箸で摘まんでから醤油につけるお行儀のよさも好きだ。
それにしても、だ。このチーズの海苔巻きのなんと旨そうなことか。
こういうのものはすぐに真似をする性質である。
チーズの海苔巻き。
小さく切るのではなくて、クリームチーズを匙ですくって海苔に巻く。
それを箸で摘まんで、醤油につけて食べる。初めのうちだけ。だんだん億劫になるので手掴みのまま醤油につけて食べるようになるという行儀悪である。
チーズは『kiri』のハーブ&ガーリック。
いろいろ試したが、海苔巻きにするにはこれがさわやかでおいしいと思う。
さて、春本番にこんなつまみであれば、冷酒でもという気分なのである。
海苔とチーズだけでは寂しいので他にいくつか作る。
づけまぐろの山かけ。
島らっきょう。
味噌だれをつけていただく。
大根と豚の角煮の炊き合わせ。
豚の角煮はレトルトのものを使用。
緑は大根の葉を刻んでちょっとだけ一緒に煮たもの。
この日、スーパーで昔ながらの赤いウインナを見つけたのだ。
そして、作ったものはこれである。
タコさんウインナ。
ひとつだけ、ゴマで顔をつけてみた。
やってみて気づいたのだが、タコさんウインナはお弁当の中に1本ないし2本程度あるからかわいいのであって、一袋全部タコさんにしてしまうと、これが結構怖い。
さて、冷酒をと思い立ったが、1杯目はビールである。
サッポロ黒ラベル。
どうも震災後、瓶のビールが手に入らない。
家にあるビールがあと2本。しばらく瓶ビールはお預けかもしれない。
なんとなく調子に乗っていろいろ作っていたら、なかなか豪勢な酒の席になった。
タコさんウインナだけが異質である。
お酒はこちら。
『翠露 純米吟醸』
この時期、翠露が欠かせなくなってきた。夏に飲む冷酒よりも、なぜか春に飲みたいお酒だ。吟醸香もわざとらしくなくてよい。
ネコの上顎に海苔が貼りついた時の処置は確かに大変そうだ。彼らはどうやって取るだろう。
想像するととても可笑しいと思ふ。
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震災のあと、世界が変わってしまったように感じている。
『ブリを買うつもりじゃなかった』本日より復活します。
こちらは大きな被害はありませんでした。食器が数点壊れた程度です。
初夏のような日が続いている。
春になれば心も浮き立つものだが、今年はどうもそうはいかないようである。日々伝えられるニュースは、どうしても重くのしかかる。
だが、そんなことではいけないのだ。特に被害のなかった僕はもっと元気でいないと、と思う。
そう思ったらどうだ。身のまわりには小さくてもいいニュースが結構あるじゃないか。
ちょっといいモッツァレラチーズが安くなっていたり。
出盛り、ぶりぶりといい蚕豆が買えたりするのだ。
蚕豆はいつもの通り。固めに茹でて、塩・胡椒、オリーブオイルで和えたら、ペコリーノチーズをかけてサラダにする。
蚕豆のサラダは、この時期だけしか食べられない。
旬の時期になるべくたくさん食べたい。
お得に変えたモッツァレラは、バジルと一緒にトマトソースのパスタにする。
にんにくとオリーブオイル。
にんにくがきつね色になったら、手でつぶしたホールトマトを入れる。
煮詰まったら、パスタのゆで汁でのばす。
塩、胡椒で味を調える。
麺が茹で上がる1分くらい前にちぎったバジルの葉を半量とモッツァレラチーズを入れる。
麺が茹で上がったら、残りのバジルといっしょにソースと和える。
モッツァレラがのびておいしいパスタだ。
ビールはこちら。
『多摩の恵』のペールエール。
東京の地ビールである。
フルーティーでおいしい。
多摩の恵には、ボトルコンディションビールというのがあって、3年から5年くらい経つと飲み頃になる。
実は我が家には2007年のがストックしてあるのだ。今年は飲もうかと思って愉しみにしている。
ああ。おいしい。
やっぱりこのパスタは、ちゃんと味のあるモッツァレラじゃないと、こうはいかないね、と思う。
なんだ。いつもとなんら変わらない世界を生きているじゃないか。
何を悲観することがあろう。
『ブリを買うつもりじゃなかった』本日より復活します。
こちらは大きな被害はありませんでした。食器が数点壊れた程度です。
初夏のような日が続いている。
春になれば心も浮き立つものだが、今年はどうもそうはいかないようである。日々伝えられるニュースは、どうしても重くのしかかる。
だが、そんなことではいけないのだ。特に被害のなかった僕はもっと元気でいないと、と思う。
そう思ったらどうだ。身のまわりには小さくてもいいニュースが結構あるじゃないか。
ちょっといいモッツァレラチーズが安くなっていたり。
出盛り、ぶりぶりといい蚕豆が買えたりするのだ。
蚕豆はいつもの通り。固めに茹でて、塩・胡椒、オリーブオイルで和えたら、ペコリーノチーズをかけてサラダにする。
蚕豆のサラダは、この時期だけしか食べられない。
旬の時期になるべくたくさん食べたい。
お得に変えたモッツァレラは、バジルと一緒にトマトソースのパスタにする。
にんにくとオリーブオイル。
にんにくがきつね色になったら、手でつぶしたホールトマトを入れる。
煮詰まったら、パスタのゆで汁でのばす。
塩、胡椒で味を調える。
麺が茹で上がる1分くらい前にちぎったバジルの葉を半量とモッツァレラチーズを入れる。
麺が茹で上がったら、残りのバジルといっしょにソースと和える。
モッツァレラがのびておいしいパスタだ。
ビールはこちら。
『多摩の恵』のペールエール。
東京の地ビールである。
フルーティーでおいしい。
多摩の恵には、ボトルコンディションビールというのがあって、3年から5年くらい経つと飲み頃になる。
実は我が家には2007年のがストックしてあるのだ。今年は飲もうかと思って愉しみにしている。
ああ。おいしい。
やっぱりこのパスタは、ちゃんと味のあるモッツァレラじゃないと、こうはいかないね、と思う。
なんだ。いつもとなんら変わらない世界を生きているじゃないか。
何を悲観することがあろう。
年末である。
先日からブログの更新頻度が上がったことに「冬眠前の熊のようなのでは」とのコメント頂戴し、そんなことはありませんって言おうと思った矢先に更新が止まってしまった。
というわけで少し古い話題になります。
今年は秋を堪能するのだ。そう心に決めて、ちゃんと紅葉を愉しんだのである。今回のお話は、11月の終わりごろまで時間を遡ることになる。
西荻に引越して、もう3年になる。その前は井の頭線の三鷹台に住んでいた。
生息地域としては然して変わりはないし、よく行く店だって変わってない。
ただ、大きな変化がひとつあった。
井の頭公園に足を運ぶことが少なくなったのである。三鷹台にいると吉祥寺への通り道だから頻繁に行く(というか通る)。だから小さな変化にも敏感になっていのだけれど、西荻に越してからこっち、取り立てて用事もないと行かなくなってしまった。
そこで、紅葉を見に行こうと思ったのだ。善福寺公園のほうが近いけれど、やっぱり馴染みは井の頭公園である。
カメラバッグを担いで、出かけようとしたら管理人さんに声を掛けられる。
今日はどこ行くんだい?
―井の頭公園に紅葉を見に行こうと思って。
おー、いいねえ!いってらっしゃい!
なんだか背中を押してもらったようで、嬉しくなって意気揚々と出掛けた。
11月の終わり。
見事に紅葉していた。
人はとても多かったけれど、紅葉を見に来ている、という雰囲気でもなかった。
なんとなく来たら紅葉がきれいだから、携帯で写真でも撮っておこう、という感じの人が多い気がする。
この辺が桜の季節との違いだ。
あひるのボートが井の頭公園っぽい。
緑とオレンジのグラデーションというのが好きである。
人だかりができていたので、何かと思ったらカモでした。
ここが実は一番好きである。
井の頭公園駅付近。若葉の季節には緑のトンネルになる。
落ち葉の中にもきれいな色がある。
井の頭公園の池を水源として、神田川は始まる。ここには『神田川の源流です』という看板がある。
ここが水源なら、神田川の水が澄むことはないよなと、いつも思う。
さて、天気のいい日曜日だ。
紅葉を見て、ふらふらと西荻に帰ってくる。
そうすると、ふと目を留めてしまうのは、骨董屋さんの店先だったり、ちょっと珍しい食器だったりするのだ。
蕎麦猪口、ひとつお買い上げである。
『暦手(こよみで)』という模様。幾何学紋が好きである。
ちょっぴり窯疵。
蕎麦猪口、もうひとつお買い上げである。
花の柄と、小ぶりな姿がかわいくて諦められなかった。
これは骨董ではない。
イランのガラス器。
ぼってりと厚くて、気泡が入っている。気の置けない感じがとてもいい。
久しぶりに、わが町西荻をゆっくりふらふらして、買い物をしながら思う。
西荻で買い物していると、お店の人との会話が愉しいな、と。
器、いっぱいあるでしょう?始末ついてる?
―いや、もう入りきらないんですよ。よっぽど使わないのは友達にあげちゃったりしてます。
今日のは誰にもあげちゃいやだよ。
―もちろん。
どうってことのない会話。でもなんとも心地よい。
西荻の人たちが知らない人に抵抗なく話しかけてくるのを、いつも不思議に思っていたけれど、いやもしかしたらこっちがほんとうで、他の街が妙によそよそしいのではないか、と最近は思うようになった。
先日からブログの更新頻度が上がったことに「冬眠前の熊のようなのでは」とのコメント頂戴し、そんなことはありませんって言おうと思った矢先に更新が止まってしまった。
というわけで少し古い話題になります。
今年は秋を堪能するのだ。そう心に決めて、ちゃんと紅葉を愉しんだのである。今回のお話は、11月の終わりごろまで時間を遡ることになる。
西荻に引越して、もう3年になる。その前は井の頭線の三鷹台に住んでいた。
生息地域としては然して変わりはないし、よく行く店だって変わってない。
ただ、大きな変化がひとつあった。
井の頭公園に足を運ぶことが少なくなったのである。三鷹台にいると吉祥寺への通り道だから頻繁に行く(というか通る)。だから小さな変化にも敏感になっていのだけれど、西荻に越してからこっち、取り立てて用事もないと行かなくなってしまった。
そこで、紅葉を見に行こうと思ったのだ。善福寺公園のほうが近いけれど、やっぱり馴染みは井の頭公園である。
カメラバッグを担いで、出かけようとしたら管理人さんに声を掛けられる。
今日はどこ行くんだい?
―井の頭公園に紅葉を見に行こうと思って。
おー、いいねえ!いってらっしゃい!
なんだか背中を押してもらったようで、嬉しくなって意気揚々と出掛けた。
11月の終わり。
見事に紅葉していた。
人はとても多かったけれど、紅葉を見に来ている、という雰囲気でもなかった。
なんとなく来たら紅葉がきれいだから、携帯で写真でも撮っておこう、という感じの人が多い気がする。
この辺が桜の季節との違いだ。
あひるのボートが井の頭公園っぽい。
緑とオレンジのグラデーションというのが好きである。
人だかりができていたので、何かと思ったらカモでした。
ここが実は一番好きである。
井の頭公園駅付近。若葉の季節には緑のトンネルになる。
落ち葉の中にもきれいな色がある。
井の頭公園の池を水源として、神田川は始まる。ここには『神田川の源流です』という看板がある。
ここが水源なら、神田川の水が澄むことはないよなと、いつも思う。
さて、天気のいい日曜日だ。
紅葉を見て、ふらふらと西荻に帰ってくる。
そうすると、ふと目を留めてしまうのは、骨董屋さんの店先だったり、ちょっと珍しい食器だったりするのだ。
蕎麦猪口、ひとつお買い上げである。
『暦手(こよみで)』という模様。幾何学紋が好きである。
ちょっぴり窯疵。
蕎麦猪口、もうひとつお買い上げである。
花の柄と、小ぶりな姿がかわいくて諦められなかった。
これは骨董ではない。
イランのガラス器。
ぼってりと厚くて、気泡が入っている。気の置けない感じがとてもいい。
久しぶりに、わが町西荻をゆっくりふらふらして、買い物をしながら思う。
西荻で買い物していると、お店の人との会話が愉しいな、と。
器、いっぱいあるでしょう?始末ついてる?
―いや、もう入りきらないんですよ。よっぽど使わないのは友達にあげちゃったりしてます。
今日のは誰にもあげちゃいやだよ。
―もちろん。
どうってことのない会話。でもなんとも心地よい。
西荻の人たちが知らない人に抵抗なく話しかけてくるのを、いつも不思議に思っていたけれど、いやもしかしたらこっちがほんとうで、他の街が妙によそよそしいのではないか、と最近は思うようになった。
コートを着て歩いている人が増えたな、と思う。街路樹が赤く色づき始めていてはっとする。足の指先が冷たくなる。
秋が深まってきた。
秋は学園祭の季節だった。僕はある短大の付属小学校に通っていて、学園祭は短大もその付属校もいっしょに開かれる。
学園祭の盛り上がりが大好きだった。小学生にとって、大学生の開く学園祭は特別だった。風船がところどころに飾られた校舎。屋台が出ている校庭。講堂で開かれている謎のバザー。毎日通う学校がこれでもかというくらい非日常に覆われているのだ。
クレープの屋台が好きだった。遠くからでもわかる甘く香ばしいにおい。丸い鉄板の上に白い液体を流すと面白いようにきれいに焼けていく光景に目を見張った。中に入っているおもちゃ目当てでつりぼりを何度もやった。中身を見せ合って、交換したりするのだ。
ちょうど今くらいの時期だ。さんざん遊んで、帰るころにはすっかり肌寒くなっている。家に帰り着くと炬燵が出してあった。遊び疲れて炬燵でぬくぬくしている間に眠ってしまう。学園祭と炬燵。この日は特別なことが1日にふたつも起こった、忘れられない日だった。
毎年、この時期になると思い出すのはこの日のことである。他の事は憶えていない。それでも、秋の空気のにおいを感じ取ると、なぜか蘇ってくる。家を建て替えて床暖房になってから、炬燵は出していない。炬燵を出したときのあの特別な昂揚もずいぶん味わっていないのだなあ、とふと思った。
さて、何も秋は記憶の中にだけあるのではない。
何か秋らしいことをしたいと思って、買い込んだものがある。
栗。
なんとも愛らしい風貌をしている。
栗をどうするかというと、リゾットにしようと思ったのだ。
長い間、リゾットは敬遠している料理の一つだった。日本人ですから、お米はごはんじゃないとね。そんな思いも当然あった。しかしながら、本音を吐露すれば、失敗を恐れていたというのがほとんどです。
ずうっと張り付いていて、水分がなくなったらまた足して、焦げないようにかき混ぜる。これを米に火が通るまで繰り返す。どうにも億劫だったのだ。こんな手間をかけて、もしも失敗したら目も当てられない。惨めな気持ちを味わうのが嫌さに及び腰になっていた。
そんな及び腰に喝を入れてくれたのが栗である。
ラ・ベットラの落合シェフの本に、栗のリゾットのレシピが出ていて、やってみたかったのだ。
まず、栗はゆで栗にする。
水から塩をひとつまみ入れて、20分から30分くらい。
最近手に入れた新兵器。
直火OKの陶器の鍋である。
バターとオリーブオイルを入れて熱する。
生米を入れ、油が馴染むまで混ぜる。
白ワインを入れて、水分を飛ばす。
あとは、水を加えていく。お玉1~2杯ずつ。
焦げないようにかき混ぜながら、水分がなくなってきたらまた水を入れて、を繰り返す。
5回くらい繰り返して、米に芯が残っているくらいにする。
水分が残っているときに、、塩で味を調える。
栗を入れる。
最後にパルミジャーノのすりおろしとバターを1かけ。
完成。
難しくはない。じっくりやることが大切のようである。
さて、リゾットだけでは寂しいので、この日のメニューはもう少しあるのである。
里芋。
皮を剥いた里芋を、グリルパンで焼く。
ただ焼くだけである。
なんともいい表情に焼けているやつを発見。
『阿修羅面、冷血』と名付けた。
焼き上がったら、塩・胡椒とオリーブオイルをかける。
地味ながら、香ばしくてじんわりとおいしい。
ここにもまた。
阿修羅面、冷血。
さらにもう一品。
きのことトマト、ベーコンのクリームソテー。
石づきを切ったきのこ(しいたけ、マッシュルーム、舞茸など)とベーコンをアーリオオーリオで炒め、白ワイン、塩・胡椒。湯剥きしたトマトを入れてひと混ぜし、生クリームを回しかける。
ワインはコノスルの白。
お米のアルデンテ。
なるほどと思う。
栗ごはんのようなものを想像していたら、ぜんぜん違う、
コクのあるものができた。
リゾット、これでもう敬遠することはないと思う。ただいつもいつもこれでは日本人にはくどい気もする。たまにぐっと気合を入れて作る米料理、という感じである。
秋の学園祭も炬燵も今は昔だけれど、栗と里芋は毎年食べられる。いつも待ち侘びている秋なのだ。取り立ててイベントのように盛りたてるのは好きじゃないけれど、こうして季節を食べるようにしていられるのがいいね、と食べながら思う。
秋が深まってきた。
秋は学園祭の季節だった。僕はある短大の付属小学校に通っていて、学園祭は短大もその付属校もいっしょに開かれる。
学園祭の盛り上がりが大好きだった。小学生にとって、大学生の開く学園祭は特別だった。風船がところどころに飾られた校舎。屋台が出ている校庭。講堂で開かれている謎のバザー。毎日通う学校がこれでもかというくらい非日常に覆われているのだ。
クレープの屋台が好きだった。遠くからでもわかる甘く香ばしいにおい。丸い鉄板の上に白い液体を流すと面白いようにきれいに焼けていく光景に目を見張った。中に入っているおもちゃ目当てでつりぼりを何度もやった。中身を見せ合って、交換したりするのだ。
ちょうど今くらいの時期だ。さんざん遊んで、帰るころにはすっかり肌寒くなっている。家に帰り着くと炬燵が出してあった。遊び疲れて炬燵でぬくぬくしている間に眠ってしまう。学園祭と炬燵。この日は特別なことが1日にふたつも起こった、忘れられない日だった。
毎年、この時期になると思い出すのはこの日のことである。他の事は憶えていない。それでも、秋の空気のにおいを感じ取ると、なぜか蘇ってくる。家を建て替えて床暖房になってから、炬燵は出していない。炬燵を出したときのあの特別な昂揚もずいぶん味わっていないのだなあ、とふと思った。
さて、何も秋は記憶の中にだけあるのではない。
何か秋らしいことをしたいと思って、買い込んだものがある。
栗。
なんとも愛らしい風貌をしている。
栗をどうするかというと、リゾットにしようと思ったのだ。
長い間、リゾットは敬遠している料理の一つだった。日本人ですから、お米はごはんじゃないとね。そんな思いも当然あった。しかしながら、本音を吐露すれば、失敗を恐れていたというのがほとんどです。
ずうっと張り付いていて、水分がなくなったらまた足して、焦げないようにかき混ぜる。これを米に火が通るまで繰り返す。どうにも億劫だったのだ。こんな手間をかけて、もしも失敗したら目も当てられない。惨めな気持ちを味わうのが嫌さに及び腰になっていた。
そんな及び腰に喝を入れてくれたのが栗である。
ラ・ベットラの落合シェフの本に、栗のリゾットのレシピが出ていて、やってみたかったのだ。
まず、栗はゆで栗にする。
水から塩をひとつまみ入れて、20分から30分くらい。
最近手に入れた新兵器。
直火OKの陶器の鍋である。
バターとオリーブオイルを入れて熱する。
生米を入れ、油が馴染むまで混ぜる。
白ワインを入れて、水分を飛ばす。
あとは、水を加えていく。お玉1~2杯ずつ。
焦げないようにかき混ぜながら、水分がなくなってきたらまた水を入れて、を繰り返す。
5回くらい繰り返して、米に芯が残っているくらいにする。
水分が残っているときに、、塩で味を調える。
栗を入れる。
最後にパルミジャーノのすりおろしとバターを1かけ。
完成。
難しくはない。じっくりやることが大切のようである。
さて、リゾットだけでは寂しいので、この日のメニューはもう少しあるのである。
里芋。
皮を剥いた里芋を、グリルパンで焼く。
ただ焼くだけである。
なんともいい表情に焼けているやつを発見。
『阿修羅面、冷血』と名付けた。
焼き上がったら、塩・胡椒とオリーブオイルをかける。
地味ながら、香ばしくてじんわりとおいしい。
ここにもまた。
阿修羅面、冷血。
さらにもう一品。
きのことトマト、ベーコンのクリームソテー。
石づきを切ったきのこ(しいたけ、マッシュルーム、舞茸など)とベーコンをアーリオオーリオで炒め、白ワイン、塩・胡椒。湯剥きしたトマトを入れてひと混ぜし、生クリームを回しかける。
ワインはコノスルの白。
お米のアルデンテ。
なるほどと思う。
栗ごはんのようなものを想像していたら、ぜんぜん違う、
コクのあるものができた。
リゾット、これでもう敬遠することはないと思う。ただいつもいつもこれでは日本人にはくどい気もする。たまにぐっと気合を入れて作る米料理、という感じである。
秋の学園祭も炬燵も今は昔だけれど、栗と里芋は毎年食べられる。いつも待ち侘びている秋なのだ。取り立ててイベントのように盛りたてるのは好きじゃないけれど、こうして季節を食べるようにしていられるのがいいね、と食べながら思う。
以前、ワインの頒布会を申し込んだ、と書いた。
↓
お楽しみワインを迎えるにあたり
毎月、きちんと届いているのである。1990年代のボルドーの飲み頃ワインたち。
しかしながら、こういうのを自分だけで消費することが、なかなかできない性格のようである。こういうのは誰かといっしょに飲んで、ああだこうだと言いたい。そして何だかんだと忙しくしていて、なかなか人を招く機会が少ない。誰か来ても、日本酒を買って飲んだりしていた。
結果、ワインは貯まってきているのである。
リストができそうだ。
金曜日の夜、久しぶりに料理をすることに決めたので、この中から1本飲むことにした。
サン=テミリオンのワイン。
名前を失念した。
さて、ワインをと決めた金曜の夜は、なかなかいい気分であった。どこまで起きていられるか、それが問題である。
まずはビールから。
冬物語が出ていたので買う。
向こう側に写っているのは友人であるが、新聞のクロスワードをしている。
冬物語は、なかなかいいビールでした。味があって。
カプレーゼを久しぶりに作る。
最近、西友に売っているモッツァレラチーズがどうもおいしくなくて、敬遠しがちである。
今回はチェリータイプのものを使った(こちらは昔と同じなのでまあおいしい。)
寒くなってきたので、春菊を食べようと思ったのだ。
春菊ときのこ、ウィンナのソテー。
山ほどの春菊もソテーすると、しゅんとなってしまう。
ワインにしよう、と決めたときからパスタはハムのペペロンチーノにしようと決めていたのだ。
ワインは、しっかりこなれていました。そして香りが極上。
久しぶりにいいワイン。気分も華やぐというものである。
鎌倉ハムのステーキ用という贅沢品を使った。
厚いやつを拍子木に切る。
ハムの話題が続く気がする。
「うーん。おいしいハムだ。」
食べながら、友人が行き詰ったクロスワードを完成させる。クロスワードって愉しいな、と思う。
ワインを飲みながら取りとめのない話を続けていて、なんとなくつまみを追加したくなったので、クリームチーズにジャムを添えて出してみた。
パンかクラッカーがあるとよかったのだが、ないので仕方がない。
午前5時を過ぎたあたりで、眠さがピークに達する。
今日はここまで。
外が明るくなり始めている。
友人を見送ったあと、片付けは翌日にまわして、ふとんにもぐりこむ。
↓
お楽しみワインを迎えるにあたり
毎月、きちんと届いているのである。1990年代のボルドーの飲み頃ワインたち。
しかしながら、こういうのを自分だけで消費することが、なかなかできない性格のようである。こういうのは誰かといっしょに飲んで、ああだこうだと言いたい。そして何だかんだと忙しくしていて、なかなか人を招く機会が少ない。誰か来ても、日本酒を買って飲んだりしていた。
結果、ワインは貯まってきているのである。
リストができそうだ。
金曜日の夜、久しぶりに料理をすることに決めたので、この中から1本飲むことにした。
サン=テミリオンのワイン。
名前を失念した。
さて、ワインをと決めた金曜の夜は、なかなかいい気分であった。どこまで起きていられるか、それが問題である。
まずはビールから。
冬物語が出ていたので買う。
向こう側に写っているのは友人であるが、新聞のクロスワードをしている。
冬物語は、なかなかいいビールでした。味があって。
カプレーゼを久しぶりに作る。
最近、西友に売っているモッツァレラチーズがどうもおいしくなくて、敬遠しがちである。
今回はチェリータイプのものを使った(こちらは昔と同じなのでまあおいしい。)
寒くなってきたので、春菊を食べようと思ったのだ。
春菊ときのこ、ウィンナのソテー。
山ほどの春菊もソテーすると、しゅんとなってしまう。
ワインにしよう、と決めたときからパスタはハムのペペロンチーノにしようと決めていたのだ。
ワインは、しっかりこなれていました。そして香りが極上。
久しぶりにいいワイン。気分も華やぐというものである。
鎌倉ハムのステーキ用という贅沢品を使った。
厚いやつを拍子木に切る。
ハムの話題が続く気がする。
「うーん。おいしいハムだ。」
食べながら、友人が行き詰ったクロスワードを完成させる。クロスワードって愉しいな、と思う。
ワインを飲みながら取りとめのない話を続けていて、なんとなくつまみを追加したくなったので、クリームチーズにジャムを添えて出してみた。
パンかクラッカーがあるとよかったのだが、ないので仕方がない。
午前5時を過ぎたあたりで、眠さがピークに達する。
今日はここまで。
外が明るくなり始めている。
友人を見送ったあと、片付けは翌日にまわして、ふとんにもぐりこむ。
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プロフィール
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セキヤ
年齢:
47
性別:
男性
誕生日:
1977/05/04
職業:
会社員
趣味:
料理
自己紹介:
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心のメモ(10月)
腰が痛い/引っ越そうと思っている/ハナレグミのライブに行ったらスチャダラが出てきて『今夜はブギー・バック』を歌った/10年ぶりくらいでエヴィスのジーンズを買った/西荻のカフェ『11(イレブン)』が11/11で閉店。残念です/会社のPCがクラッシュ。困った/羊頭狗肉を本当に行っていた店がモスクワにあった/
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心のメモ(11月)
腰痛から完全復帰/コンパクトマクロレンズを買った/焙じ茶をよく飲んでいる/イライラした/海鮮丼うまい/西荻新居ついに今週末契約/人のせいにするのはよくないと思う/引越し完了/友人の存在をありがたく思う/ネットがつながるまで3週間くらいかかるらしい/連日の深夜まで及ぶ片付け作業で眠い/寒くなってきたので湯たんぽを出した/
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心のメモ(12月)
吉祥寺のタワレコはヨドバシカメラの中に入ってからすっかり足が遠のいてしまった。前の方がよかったと思う/和室のコンセプトは『昭和』に/口に出して言うのはちょっと恥ずかしいのだが『亡き王女のためのパヴァーヌ』っていい曲だなあと思う/真心ブラザーズのライブに行った/
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心のメモ(2008年1月)
『相棒』スペシャルが面白かった/駅伝の『無念のリタイア』に弱い/もちつき大会に参加。楽しかった/3年以上使った携帯をついに機種変更/西荻在住の友人がお引越し。新居も西荻/『東京フレンズTHE MOVIE』という映画をみたが、数年ぶりに映画をみて涙を流した。情けなくて/最近西友の『冷凍食品4割引』の回数が異常に多い気がする/
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心のメモ(2月)
魚屋で刺身を買った帰りに化け猫に追いかけられるという夢を見たが、すげえ怖かった。でも逃げ切った/風が強かったので窓を開けて空気の入れ替えをしたら、部屋が砂だらけになった/しおかぜをほほにうけはだしでかけてく/ふりむけばしろいすなわたしのあしあと/洗濯物を干しているときに『大東京音頭』を口ずさんでいて自分でもびっくりした/無農薬のお米を買おうとしたが5kgで4000円近くしたので敢えなくあきらめた/
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心のメモ(3月)
『コンピューターおばあちゃん』を聴いて、ちょっと泣いた/久しぶりに中野に帰ったら『disk union』ができていた/
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心のメモ(4月)
気かつくと野菜ジュースの『♪びっくらこいーたー』を歌っている/間違えて『香りつき』のトイレットペーパーを買ってしまった/西荻デパート内の『魚正』が閉店。悲しい/家のすぐ近くで火事があった/表札がローマ字の家が嫌い/もう出ないんじゃないかと思っていた『たのしい中央線5』発売。即買いする/東京・天王洲アイル周辺で震度11の局地的大地震、という夢を見た/ガチャピンかムックかなら断然ムックだ/
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心のメモ(5月)
新企画『人間失格』の骨子固まる/頭が痛い/
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心のメモ(6月)
窓の外から演歌が聞こえる/ノドが痛い/『血の月曜日事件』起こる/PDFは『Portable Document Format』の頭文字であると知った/
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心のメモ(7月)
アパートのエントランスにヤモリがいた/友人宅で『聖☆おにいさん』を読んで爆笑/このブログを『ブリ買う』と呼んでいる人がいてちょっと嬉しかった/
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心のメモ(8月)
赤塚不二夫が死んだ/ソルジェニーツィンが死んだ/今年は蝉が少ないような気がする/パジャマを着て寝るようにした/家の近くで蜩(ひぐらし)が鳴いてた/神様、お願いだから僕の1日を36時間にしてください/ケメックスを割ってしまった/新しいケメックスを買ってきた/友人とipodを取替えっこして聴いていたら、談志の落語が入っていて感動した/
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心のメモ(9月)
中央線内に流れる相田みつをのコンテンツが異常にうざい/
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心のメモ(2008年10月)
マックの『ベーコンポテトパイ』が復活。とても嬉しい/ドムドーラを忘れるな/『三年目の浮気』を美女とデュエットするのが夢だ/
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心のメモ(2008年11月)
にわとり文庫に行ったらネコがいた/『e+』一時閉店。残念です/
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心のメモ(2008年12月)
自転車のベルを無闇に鳴らす人間が大嫌いだ/寒くなってきたので湯たんぽを出した/年末に仕事を追い込むつもりが、自分が追い込まれた/このままだと水道を止められてしまう/
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心のメモ(2009年1月)
『相棒』スペシャルが面白かった/分度器が欲しい/嵐のような一週間だった/もうダメだ/いや、そうでもないかも/
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心のメモ(2009年5月)
このブログをFirefoxで見てる人が10%を突破した/『1Q84』は発売日にゲットしたがまだ手をつけない/
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心のメモ(2009年6月)
檀さん、大和田さん、檀さん/笑った拍子にオナラが出た/玉の湯が廃業。超・残念/
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心のメモ(2010年3月)
まねきねこダック全否定/素敵なスリッパを買った/愛用の『シルク石鹸』メーカー製造中止。寂しい限りだ/強風に煽られてジャージの下が行方不明/
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心のメモ(2010年4月)
やましげ校長の退任がほんとうに寂しいです/
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心のメモ(2010年11月)
「返しにきたよ。」友人が持ってきてくれた傘にまるで見覚えがない。/奥田民生が『茜色の夕日』を歌っている動画を見て泣いた/カゼをひきました/
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心のメモ(2010年12月)
六本木『ABBEY ROAD』で"The Parrots"のライブに感動/
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心のメモ(2011年1月)
我が家もついに地デジ化/
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心のメモ(2011年3月)
武道館にくるりのライブを見に行った/震災当日、荻窪まで4時間くらいかけて帰ってきた/
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心のメモ(2011年5月)
J・アーヴィング『また会う日まで』読了/そろそろストーブをしまおうかと思っている/靴下の左右を揃える手間を省くためすべて同じ柄にするという新発想/『ニルスのふしぎな旅』DVDセット購入/
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心のメモ(2011年7月)
甚平を買った/坂本屋が復活してた/『いいとも打ち切り』ってあって思わず東スポを買ってしまった/魁皇関、おつかれさまでした/
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心のメモ(2012年3月)
松本大洋の『Sunny』がすごい/やっぱタモさんはすげえや/
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心のメモ(2012年4月)
洗濯機を買い替えた/『anan』表紙のしょこたんにどうしても目を奪われてしまう/
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心のメモ(2013年4月)
2年ぶりくらいにひどいカゼをひいた/
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心のメモ(2013年8月)
個人的空耳アワード2013は『金玉をつけないでよ』に決定/
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心のメモ(2014年7月)
野々村県議の会見はたしかに笑ったが、どうにも後味が悪い/
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心のメモ(2014年9月)
カイン・ハイウィンドに2度も裏切られた/
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心のメモ(2014年10月)
虫歯治療中/『ちいさこべえ』の”りつ”が超かわいい/
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心のメモ(2014年11月)
ぐんまちゃん、おめでとう/中野サンプラザにくるりを聴きに行った/
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心のメモ(2014年12月)
やりきれない出来事が多すぎる/『天城越え』という歌はよく聴くとじつに陳腐だ/
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心のメモ(2015年1月)
初詣は日本橋の小網神社に出掛けた/『相棒』スペシャルはいまいちだった/箱根駅伝を走る選手が眉毛を整えているのを見るとちょっと鼻白む/