西荻に来て最初の正月ということもあり、我が家で新年会ラッシュが続いている。
先週、2日連続で違うメンバーと新年会をした。作ったメニューはほぼ同じ。それぞれにお持ち寄りがあったりするので多少異なる。
このいかにも新年っぽい光景は、ミニお重におせちを詰めて持ってきてくれた友人がいたのでこうなった。
敢えて和室にちゃぶ台でやってみたら、貧乏夫婦の倹(つま)しい正月のようで涙ものであった。
おせちはとてもおいしかったです。家庭の味。
サラダ。
水菜とベビーリーフ、ツナに柚子ぽん酢ドレッシングをかけて、いりごまを散らす。
カヴァ(スペインのスパークリングワイン)/ロジャー・グラート
タコとじゃがいものレモンマリネ。
肉!
パスタ。
きのこのクリームソース。
このほかにも、友人が焼いてきてくれたグジェール(非常においしかった!)など。
正月気分ももういいだろ、という感じだが、新年会ラッシュはつづく…。
先月、ローズマリーの鉢植えを買った。
今のところ元気でいる。
ローズマリーだから当然料理に使う。
日の光をたっぷりと浴びて、香りのいいハーブになってくれよー。
これでうまく育てられるようなら、バジルにも挑戦してみたいと思っているのだが、人から聞いた話だとバジルには虫がつきやすいという。いつの間にかレース状になっていた、というのだ。
鉢植えは枯らしてしまうと精神的ダメージが大きいので、強い子がいいな、とも思う。
ローズマリーを選んだ理由は3つ。
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よく使うハーブだから。
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使いたいときに手に入らないと困るから(イタリアンパセリなんかはそんなに困らない)。
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なんか丈夫そうだから。
実は昔、鉢植えを枯らしたことがある。ガジュマルというマングローブみたいな木で丈夫なはずだったのだが。三鷹台のアパートの理想的な日照をもってしても枯らしてしまった。
表参道の『Farmer's Table』で買ったから必要以上に高かった(値段が)のに。
そんな苦い経験もあり、植物を育てることにささやかな抵抗はあったが、思い切って育て始めた。意外とローズマリーが手に入らない、ということに気づいたからだ。スーパーでもハーブ類は毎日入荷するわけではないらしく、昨日はあったけど今日はないとかいうことが多かったのだ。
いざ何かを作ろう、という段になって食材が手に入らないというのは憤懣やるかたないので、ならばベランダからいつでも摘んでこられるようにしようと思ったのだ。
ハーブはドライの瓶詰めでいいんじゃないの?という向きもあるかもしれない。
違う。
たとえば、レストランでカプレーゼを注文したときに、モッツァレラとトマトの薄切りの上にドライバジルがふりかけられていたらどうだろう。皿ごと床に叩きつけるか。
「料理に使うハーブは絶対にフレッシュ。ないなら入れないほうがましだと思う。(中略)なぜって、フレッシュとそうでないものはまったく別の食材だから」
―『ラ・ベットラの定番スパゲティー』(落合務/幻冬舎、2001)
『生のしいたけが手に入らないといって干ししいたけをもどして網焼きにしたり、干物で刺身は作りません。』とこの本には続く。
そう。
いつでも生のハーブを使うことができるように、育てるのだ。
我がローズマリーも鉢に植わったままドライハーブに、なんてことだけは避けたいと思う。
何が好きってプリンが好きだ。
フィルムを剥がして、つるりとした表面にスプーンを差し込むひとすくいめが好きだ。
カラメルソースに届くか届かないかのところで、破かないように神経を使いながら削るようにして少しずつ食べるのが好きだ。
カラメルソースに届いたら、あとは一気呵成。ここでもったいぶっては貧乏ったらしい。甘くほろ苦いのを一気に流し込む。
ああ、終わってしまった。
プリンはちょっと足りないくらいがちょうどいい。たまごの香りとカラメルの苦味の余韻を味わったら、ひとつ息をついて、それでおしまい。
プリンはやはりあの馥郁たるたまごの香りが魅力だと思う。だからたまごたまごした固めのプリンが好きだ。
モロゾフ。
やはりコレですよ。
生クリームをふんだんに使ったプリンもどきみたいなのが跋扈する世の中で、こういう基本を貫く姿勢が好きだ。
味の好みは人それぞれなので、独断には顰蹙する向きもあろうが、敢えてこう言わせていただく。
『なめらか』? 『とろけるような口どけ』?
けっ。
あんなもんプリンじゃねえ。
でも『プッチンプリン』は好きです。
これはまた別の意味でスタンダードだと思う。
『美味しんぼ⑥』
(雁屋哲・花咲アキラ/小学館)
「江戸っ子は野暮なことを一番嫌うんだ ねえ、味だくさんの雑煮なんてえもんは、あれゃあ野暮の極みだねえ」
「おごっそうは別にしこたま食やあいいじゃねえか。おごっそうを肴に酒え飲んで、そいで最後に雑煮でしめようってえ訳だ。」
江戸火消し・花川戸組頭はこう言う。
関谷家は中野なので江戸っ子かというとそうでもないのだが、江戸の昔からこっち(東京地方)にいるので、雑煮はやはり東京風である。
焼き餅、おすましの雑煮だ。
だしは昆布とかつお。
おすましに餅がふたつ。
鶏肉、ほうれんそう、ねぎが入る。
そして、なぜか『なると巻き』が入るのだ。
なると巻きをご存じない方のために、拡大写真をお目にかける。
これだ。
白身魚のすり身を巻き簀にくるんで蒸したもの(多分)で、かまぼこの仲間である。
昭和に入ってからラーメンの具として広まったらしい。
家によっては、雑煮にかまぼこを入れたりするので、その代わりなんだと思うのだが、なぜセキヤ家の雑煮になると巻きが入るようになったのか。
真相は闇の中なのである。両親も知らないのだ。
でも、かわいらしいので僕は好きだ。この脱力感いっぱいの渦巻きが。
先程の頭はこうも言う。
「江戸の雑煮てえもんは、かつおぶしかなんかで取ったいい味のダシの中に焼いたモチを二つ、あとは小松菜を入れの、カマボコを二切れ入れの…… ねえ、それだけだよ。それだけで、スーッと粋に行こうってえ訳だ。」
なると巻きが入る雑煮は果たして粋だろうか。
あけましておめでとうございます。
さて、2008年最初の記事はネコである。お分かりかと思うが、僕はネコが好きだ。
年末年始は実家で過ごしているので(といっても自転車で30分くらいなのだけれど)、ここでひとつ家のネコを紹介しておこうと思う。
名を『はな』という。
まっくろネコであるが、首の下あたりにちょっとだけ白い毛が混じる。
1週間ほど前、5歳になった。
完全室内飼いの牝ネコである。
西荻のシロと好対照で、ムダに鳴く甘えん坊だ。
鳴けば何とかなると思っている。
ネコはほんとうに不思議な生き物だと思う。
こうして、窓の外をじっと眺めているとき、一体どんなことを考えているのだろう。
眩し…。
トレードマークの赤い首輪は先日切れてしまったそうだ。新しいものにかわっていた。
あしあと模様つき…。
我が家の北側のベランダはムダに広く、ガラクタ置き場になっているので、格好の遊び場となる。
室内ばかりではかわいそうなので、出して遊ばせてあげるのだが、誰か人が付いていないとイヤみたいで、ひとりでは遊ばない。わがままである。
この時期、ベランダに出るのはすごく寒い…。
ところで、はなが水を飲んでいるこの器は、絵織部の片口である。
ネコの水飲み用にとこの器を買ってきたとき、家族から呆れられたことは言うまでもない。
本年もよろしくお願い致します。
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『Pocketful of Poetry』
Mindy Gledhill
この数ヶ月、僕は「ミンディ・グレッドヒルは分かってる!」と叫び続けてきた。この人のアルバムからはポップってのはこういうものさ、という自信が滲み出ていると思う。tr. 2『Trouble No More』がツボ中のツボ。僕の好物ばっかりいっぱい詰まってる。決して大袈裟な表現ではなく、棄て曲なし、最高に幸せな30分あまり。
『D'ACCORD』
SERGE DELAITE TRIO with ALAIN BRUEL
アトリエサワノのピアノトリオが大好きです。2枚同時発売のうちの1枚。これはピアノトリオにアコーディオンを加えた演奏。明るい休日のランチ。冷えた白ワイン飲みたくなる感じ。
J.S. Bach/Goldberg Variations
Simone Dinnerstein
ゴルトベルク変奏曲からグールドの影を拭いきれないのは仕方がない。この人の演奏には”脱・グールド”みたいな気負いはなく、曲に対してもグールドに対しても愛情に満ちていて、丁寧で、やさしくてすごく好きです。