先月、ローズマリーの鉢植えを買った。
今のところ元気でいる。
ローズマリーだから当然料理に使う。
日の光をたっぷりと浴びて、香りのいいハーブになってくれよー。
これでうまく育てられるようなら、バジルにも挑戦してみたいと思っているのだが、人から聞いた話だとバジルには虫がつきやすいという。いつの間にかレース状になっていた、というのだ。
鉢植えは枯らしてしまうと精神的ダメージが大きいので、強い子がいいな、とも思う。
ローズマリーを選んだ理由は3つ。
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よく使うハーブだから。
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使いたいときに手に入らないと困るから(イタリアンパセリなんかはそんなに困らない)。
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なんか丈夫そうだから。
実は昔、鉢植えを枯らしたことがある。ガジュマルというマングローブみたいな木で丈夫なはずだったのだが。三鷹台のアパートの理想的な日照をもってしても枯らしてしまった。
表参道の『Farmer's Table』で買ったから必要以上に高かった(値段が)のに。
そんな苦い経験もあり、植物を育てることにささやかな抵抗はあったが、思い切って育て始めた。意外とローズマリーが手に入らない、ということに気づいたからだ。スーパーでもハーブ類は毎日入荷するわけではないらしく、昨日はあったけど今日はないとかいうことが多かったのだ。
いざ何かを作ろう、という段になって食材が手に入らないというのは憤懣やるかたないので、ならばベランダからいつでも摘んでこられるようにしようと思ったのだ。
ハーブはドライの瓶詰めでいいんじゃないの?という向きもあるかもしれない。
違う。
たとえば、レストランでカプレーゼを注文したときに、モッツァレラとトマトの薄切りの上にドライバジルがふりかけられていたらどうだろう。皿ごと床に叩きつけるか。
「料理に使うハーブは絶対にフレッシュ。ないなら入れないほうがましだと思う。(中略)なぜって、フレッシュとそうでないものはまったく別の食材だから」
―『ラ・ベットラの定番スパゲティー』(落合務/幻冬舎、2001)
『生のしいたけが手に入らないといって干ししいたけをもどして網焼きにしたり、干物で刺身は作りません。』とこの本には続く。
そう。
いつでも生のハーブを使うことができるように、育てるのだ。
我がローズマリーも鉢に植わったままドライハーブに、なんてことだけは避けたいと思う。
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『Pocketful of Poetry』
Mindy Gledhill
この数ヶ月、僕は「ミンディ・グレッドヒルは分かってる!」と叫び続けてきた。この人のアルバムからはポップってのはこういうものさ、という自信が滲み出ていると思う。tr. 2『Trouble No More』がツボ中のツボ。僕の好物ばっかりいっぱい詰まってる。決して大袈裟な表現ではなく、棄て曲なし、最高に幸せな30分あまり。
『D'ACCORD』
SERGE DELAITE TRIO with ALAIN BRUEL
アトリエサワノのピアノトリオが大好きです。2枚同時発売のうちの1枚。これはピアノトリオにアコーディオンを加えた演奏。明るい休日のランチ。冷えた白ワイン飲みたくなる感じ。
J.S. Bach/Goldberg Variations
Simone Dinnerstein
ゴルトベルク変奏曲からグールドの影を拭いきれないのは仕方がない。この人の演奏には”脱・グールド”みたいな気負いはなく、曲に対してもグールドに対しても愛情に満ちていて、丁寧で、やさしくてすごく好きです。