西荻は今、雪です。
本格的に寒くなってきたけれど、キャベツは春っぽいのが出回り始めた。
やわらかくて、巻きが緩やかな春キャベツ。葉っぱが少しむらさきがかっている。
こういうやわらかいキャベツを見ると作りたくなるメニューがある。
『アンチョビとキャベツのパスタ』だ。アンチョビは旨みも香りもが強い。唐辛子でピリッとさせて、キャベツの甘みが引き立つようなパスタにしたい。
【材料】(2人分)
キャベツ 3~4枚、アンチョビフィレ 2~3枚、にんにく 1~2かけ、唐辛子 1本、オリーブオイル(EXバージン)、塩、胡椒、白ワイン、スパゲティー
パスタ用のお湯を沸かす。茹で汁1ℓにつき、10gの塩を入れる。
キャベツの葉は、ざくざくと刻む。豪快なくらいがいい。
芯の部分は火が通りにくいので、薄くスライスしておく。
アンチョビは包丁で叩いてペースト状にしておく。
にんにくと唐辛子のオイルを作る。
包丁の腹でつぶしたにんにくとオリーブオイルをフライパンに入れ、火にかける(弱火)。フライパンを傾け、にんにくを揚げるような感じでオイルに香りをうつす。
にんにくがきつね色になったら、種を除いた唐辛子を入れ、辛味をオイルにうつす。
オイルができたくらいのタイミングで、パスタをお湯の中へ。
オイルにアンチョビを入れる。このとき油がはねるので注意。フライパンをゆすって、アンチョビが焦げないようにする。白ワインをふりかける。
パスタの茹で汁を入れ、弱火にかけながらフライパンをゆすって、ソースを乳化させる。
パスタの茹で時間が残り2~3分くらいになったら、キャベツをパスタ鍋の中へ入れて、パスタと一緒に茹でる。
茹で上がったら、ソースとよく和えて完成。
野菜は一足先に春味になった。
そういえば、もう菜の花も出ていた。
とりあえずは幽かな足音を聞いておく。
春の訪れはまだもう少し先の話だ。
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『Pocketful of Poetry』
Mindy Gledhill
この数ヶ月、僕は「ミンディ・グレッドヒルは分かってる!」と叫び続けてきた。この人のアルバムからはポップってのはこういうものさ、という自信が滲み出ていると思う。tr. 2『Trouble No More』がツボ中のツボ。僕の好物ばっかりいっぱい詰まってる。決して大袈裟な表現ではなく、棄て曲なし、最高に幸せな30分あまり。
『D'ACCORD』
SERGE DELAITE TRIO with ALAIN BRUEL
アトリエサワノのピアノトリオが大好きです。2枚同時発売のうちの1枚。これはピアノトリオにアコーディオンを加えた演奏。明るい休日のランチ。冷えた白ワイン飲みたくなる感じ。
J.S. Bach/Goldberg Variations
Simone Dinnerstein
ゴルトベルク変奏曲からグールドの影を拭いきれないのは仕方がない。この人の演奏には”脱・グールド”みたいな気負いはなく、曲に対してもグールドに対しても愛情に満ちていて、丁寧で、やさしくてすごく好きです。