トマトを買いに出かけて、なんとなく立ち寄った魚屋さんで、あんまりいいブリがあったので買う。照り焼きもいいけれど、こっくりと煮物もいいなあと思って大根を買って帰る。
帰ってきて思う。僕はブリを買うつもりじゃなかったんだ。
朝、早起きをして、そうじをしていた。
午前中に全部終わらせるのだ。そんなふうに思ってがんばっていたのだ。しかし、せっかく興が乗っているからと、玄関に手を出したのがいけなかった。タタキをタワシで水洗いして、流し終わったときにはもう午後に入ってから1時間以上が過ぎていた。
暑い日が何日か続いて、ひと段落の涼しい日だから、そうじをするにはうってつけの日だった。なかなか有意義な日曜日の午前中だ。
さて、かなりの活動量をこなしたから、お昼もしっかり食べるかというと、意外とさっぱりいきたい気分だったのである。
たとえば、そう。そうめんとか。
そうめんはあんまり好きじゃない。そんなふうに思っていたけれど、いつの間にか、つるつるとしたそうめんが時に恋しくなるようになった。この変化は、オトナになったとか、そういうのともちょっと違う。食わず嫌いとも違う。
そうめんて、おいしいんだね。ここのところはそう思えるようになったのだ。
玄関から靴をどかし、洗剤を吹き付けてごしごしとこすっているときに、ああ、ごまだれでも作るかな、という思いが頭をよぎった。時間はたっぷりある日曜のお昼だから、ごりごりと擂り鉢にあたるのも悪くない。そんなことを考えていたら、玄関を洗うタワシの動きが、恰も擂り粉木をあてるように同心円を描いていた。
たっぷりの白ごまは、まずフライパンで軽く煎る。
煎りごまを買ってきているから、こんなことをする必要はないという向きもあるかもしれない。しかしながら、軽くでも煎ってから使うと、じっさいのところ香りが全く違うのである。
煎ったごまは擂り鉢へ。
ごりごりと根気よくあたる。
全体がねっとりしてきたら、少量の水を加え、練るようにしながらさらに根気よくあたる。
こんなかんじだ。
ペースト状になるまでしっかりとあたる。
あとはめんつゆを入れてのばして、ごまだれは完成である。
薬味は大葉を細切りにしたものを用意する。
そうめんを茹でる。
茹でた後、しっかりもみ洗いをして、ぬめりを取る。
ごまだれそうめん。
普段はこんなことはしないのだけれど、なんとなく気分で、盛り付けたそうめんに氷を散らしてみた。
ごまの風味がよくて、ふつうのそうめんよりも、少しだけ食べ応えのあるそうめんである。
玄関のそうじは大変だったけど、きれいになるのは素晴らしいことだ。食べ終わって片付けたあと、午前中の疲れが出てくる。
涼しい風が窓から入ってくる。
ちょっと横になって、そしたらうとうとと眠ってしまう。
午前中に全部終わらせるのだ。そんなふうに思ってがんばっていたのだ。しかし、せっかく興が乗っているからと、玄関に手を出したのがいけなかった。タタキをタワシで水洗いして、流し終わったときにはもう午後に入ってから1時間以上が過ぎていた。
暑い日が何日か続いて、ひと段落の涼しい日だから、そうじをするにはうってつけの日だった。なかなか有意義な日曜日の午前中だ。
さて、かなりの活動量をこなしたから、お昼もしっかり食べるかというと、意外とさっぱりいきたい気分だったのである。
たとえば、そう。そうめんとか。
そうめんはあんまり好きじゃない。そんなふうに思っていたけれど、いつの間にか、つるつるとしたそうめんが時に恋しくなるようになった。この変化は、オトナになったとか、そういうのともちょっと違う。食わず嫌いとも違う。
そうめんて、おいしいんだね。ここのところはそう思えるようになったのだ。
玄関から靴をどかし、洗剤を吹き付けてごしごしとこすっているときに、ああ、ごまだれでも作るかな、という思いが頭をよぎった。時間はたっぷりある日曜のお昼だから、ごりごりと擂り鉢にあたるのも悪くない。そんなことを考えていたら、玄関を洗うタワシの動きが、恰も擂り粉木をあてるように同心円を描いていた。
たっぷりの白ごまは、まずフライパンで軽く煎る。
煎りごまを買ってきているから、こんなことをする必要はないという向きもあるかもしれない。しかしながら、軽くでも煎ってから使うと、じっさいのところ香りが全く違うのである。
煎ったごまは擂り鉢へ。
ごりごりと根気よくあたる。
全体がねっとりしてきたら、少量の水を加え、練るようにしながらさらに根気よくあたる。
こんなかんじだ。
ペースト状になるまでしっかりとあたる。
あとはめんつゆを入れてのばして、ごまだれは完成である。
薬味は大葉を細切りにしたものを用意する。
そうめんを茹でる。
茹でた後、しっかりもみ洗いをして、ぬめりを取る。
ごまだれそうめん。
普段はこんなことはしないのだけれど、なんとなく気分で、盛り付けたそうめんに氷を散らしてみた。
ごまの風味がよくて、ふつうのそうめんよりも、少しだけ食べ応えのあるそうめんである。
玄関のそうじは大変だったけど、きれいになるのは素晴らしいことだ。食べ終わって片付けたあと、午前中の疲れが出てくる。
涼しい風が窓から入ってくる。
ちょっと横になって、そしたらうとうとと眠ってしまう。
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言いたかないけど、暑いね。
そんなことをぶつぶつ言い始めたら、夏である。
梅雨の晴れ間だ。痛いような日差しが、まだ新鮮に感じられる。体がまだ夏に適応しきれていないのだ。最高気温32度なんて、おそらく9月の自分に言わせたら、まだまだほんの序の口だろう。
とはいえ、およそ9ヶ月ぶりに味わう32度は、なかなか堪えるものがある。
ずっとビールのことを考えていた。
ハートランド買って帰ろう。先送りになっていたフィッシュ&チップスを今日こそ作ろう。窓は開けっ放しだ。扇風機を回すのだ。がたがたとうるさい旧式の扇風機の音を聞きながら、キンキンに冷えたビールを飲むのだ、でも、まずはシャワーを浴びてからにしよう。ビールを飲んだら、もう1回お風呂に入るのもいいかもしれない。
そんなふうにして頭の中で夜が形作られていった。
先日、フィッシュ&チップスを作ろうと思って材料を買ってきてあったのに、眠気に負けてからそのままになっていたのである。
フィッシュ&チップスにするには、まずやっておくべきことがある。
タルタルソース作りである。
タルタルソースは、ソースっぽくてはいけない。固形分が多く、スプーンですくって食べられるくらいの固さを目指す。
みじん切りのゆでたまご、みじん切りのたまねぎ、みじん切りのパセリ、塩、胡椒、パルメザンチーズ、そしてマヨネーズ。
茹でたてのたまごを使って、混ぜたあとまだ温かいくらいのタルタルソースをつまみ食いするのが、至福である。
今回のフィッシュはメカジキ。
西友の売れ残り。3切れ398円である。
でも割引シールは貼ってなかった。
衣はこんな感じだ。
小麦粉に胡椒を加え、ビール*で溶く。
まずはチップスから揚げていく。
ポテトは冷凍。生から揚げたのでは手間もかかるし、じっさいのところ冷凍のフライドポテトのほうがカラッと揚がるのである。お赦しを願いたい。
続いてメカジキに衣をつけて揚げる。
以上、完成である。
さあ、ビールだ。
ハートランド!
このさわやかなビールが、夏を迎えた気分を盛りたてる。
そしてフィッシュ&チップス。
イギリスの台所事情のことはよく知らないけれど(というか日本以外は知らないのだけれど)一般家庭でもこんなふうにフィッシュ&チップスを出すものなのだろうか。
フィッシュ&チップスには、絶対に欠かせないもの、というのがある。
モルトビネガー。
年に数回のフィッシュ&チップスのために、この安い酢を常備しておくのだ。
モルトビネガーの酸味はやわらかいので、じゃぶじゃぶとかける。
タルタルソースは、チーズを入れすぎたかな、と思っていた。
ところが、それが却ってよかったみたいだ。
すごく、すごくおいしいタルタルソースになった。
さて、ここまでは昼間、頭の中で形成された夜にほぼ沿っている。しかし、わからないものだ。このビールとフィッシュ&チップスが意外な行動を僕にとらせることになった。
それは、ビーチ・ボーイズである。夏っぽく。
しかも、アナログで聴くのだ。このとき、僕はこの思いつきに上気した。
古いアナログ版を探し出して、埃を払う。
何年ぶりか。アナログ・レコードをかけるのは。丁寧にクリーナーをかけたつもりだったけれど、かけているうちに音がくぐもって歪んでくる。針の先に埃がたまったのだ。
針の先の埃を取り除くのもまた面倒を見ているようで気分がよい。
湿度が苦手だから、カーっと晴れたこの日はいつもよりテンションが上がっていたのだと思う。まして梅雨の晴れ間というものは、なにかご褒美のようでうれしいではないか。
ちょっと飲みすぎたのである。
そんなことをぶつぶつ言い始めたら、夏である。
梅雨の晴れ間だ。痛いような日差しが、まだ新鮮に感じられる。体がまだ夏に適応しきれていないのだ。最高気温32度なんて、おそらく9月の自分に言わせたら、まだまだほんの序の口だろう。
とはいえ、およそ9ヶ月ぶりに味わう32度は、なかなか堪えるものがある。
ずっとビールのことを考えていた。
ハートランド買って帰ろう。先送りになっていたフィッシュ&チップスを今日こそ作ろう。窓は開けっ放しだ。扇風機を回すのだ。がたがたとうるさい旧式の扇風機の音を聞きながら、キンキンに冷えたビールを飲むのだ、でも、まずはシャワーを浴びてからにしよう。ビールを飲んだら、もう1回お風呂に入るのもいいかもしれない。
そんなふうにして頭の中で夜が形作られていった。
先日、フィッシュ&チップスを作ろうと思って材料を買ってきてあったのに、眠気に負けてからそのままになっていたのである。
フィッシュ&チップスにするには、まずやっておくべきことがある。
タルタルソース作りである。
タルタルソースは、ソースっぽくてはいけない。固形分が多く、スプーンですくって食べられるくらいの固さを目指す。
みじん切りのゆでたまご、みじん切りのたまねぎ、みじん切りのパセリ、塩、胡椒、パルメザンチーズ、そしてマヨネーズ。
茹でたてのたまごを使って、混ぜたあとまだ温かいくらいのタルタルソースをつまみ食いするのが、至福である。
今回のフィッシュはメカジキ。
西友の売れ残り。3切れ398円である。
でも割引シールは貼ってなかった。
衣はこんな感じだ。
小麦粉に胡椒を加え、ビール*で溶く。
*実はビールではなく、『麦とホップ』を使用した
まずはチップスから揚げていく。
ポテトは冷凍。生から揚げたのでは手間もかかるし、じっさいのところ冷凍のフライドポテトのほうがカラッと揚がるのである。お赦しを願いたい。
続いてメカジキに衣をつけて揚げる。
以上、完成である。
さあ、ビールだ。
ハートランド!
このさわやかなビールが、夏を迎えた気分を盛りたてる。
そしてフィッシュ&チップス。
イギリスの台所事情のことはよく知らないけれど(というか日本以外は知らないのだけれど)一般家庭でもこんなふうにフィッシュ&チップスを出すものなのだろうか。
フィッシュ&チップスには、絶対に欠かせないもの、というのがある。
モルトビネガー。
年に数回のフィッシュ&チップスのために、この安い酢を常備しておくのだ。
モルトビネガーの酸味はやわらかいので、じゃぶじゃぶとかける。
タルタルソースは、チーズを入れすぎたかな、と思っていた。
ところが、それが却ってよかったみたいだ。
すごく、すごくおいしいタルタルソースになった。
さて、ここまでは昼間、頭の中で形成された夜にほぼ沿っている。しかし、わからないものだ。このビールとフィッシュ&チップスが意外な行動を僕にとらせることになった。
それは、ビーチ・ボーイズである。夏っぽく。
しかも、アナログで聴くのだ。このとき、僕はこの思いつきに上気した。
古いアナログ版を探し出して、埃を払う。
何年ぶりか。アナログ・レコードをかけるのは。丁寧にクリーナーをかけたつもりだったけれど、かけているうちに音がくぐもって歪んでくる。針の先に埃がたまったのだ。
針の先の埃を取り除くのもまた面倒を見ているようで気分がよい。
湿度が苦手だから、カーっと晴れたこの日はいつもよりテンションが上がっていたのだと思う。まして梅雨の晴れ間というものは、なにかご褒美のようでうれしいではないか。
ちょっと飲みすぎたのである。
「引越し、手伝ってほしい。しかも明日。」
そんなメールが届く。何の前触れもなく、携帯電話がぶるぶるする。おいおいそりゃあいくらなんでも唐突すぎやしないか、とかならないところが僕たちのいいところかもしれない。
金曜日の話である。僕たちが金曜の夜に朝まで飲んでいることを予測してのメールである。
しかしだ。
終電後の開店となったこの日、途中から眠い。もうほんとに眠い。しかも数時間後には肉体労働が待っている。
だから途中まで作って眠ってしまう。
冷やしトマト。
コンキリエとオリーブ、ゆでたまごのサラダ。
これは、前日とってもおいしかったので、この日も作って出した。
コンキリエの貝殻の中にツナやゆでたまごが入り込むのがいいね、とか話す。
サラダとは呼んでいても、じっさいのところかなりおなかにたまるメニューである。
もう、残り少なくなったコエド・ビールは『漆黒』から。
ちなみに後に写っているオリゴの中には、前日の残り物のフランクフルトとじゃがいものチーズ焼きが入っている。
とりあえず残り物でもどうです、とか臆せず出してしまうあたりが僕のいいところかもしれない。悪いところかもしれないけど。
評判は悪くない。
コエド『伽羅』。
先日、コエド・ビールのセットを買ってからというもの、この伽羅の登場頻度が非常に高いことにお気づきの方もいるかもしれない。いったい何本買ったんだよ、とか訝っている方も、もしかしたらいるかもしれない。
実はこの伽羅がおいしかったので、これだけ買い足したのであった。コエド・ビールはわりと流通していて、その気になれば普通に買える。
ジャーマン・ポテト。
ジャーマン・ポテトの正確な定義というものを、僕は知らない。もしかしたらそんなものはないのかもしれない。
いつも作るこいつは、アーリオ・オーリオでローズマリーとベーコン、たまねぎを炒め、白ワインをふり、茹でたじゃがいもと和えて、それからオーブンで焼く。
今回はチーズをかけて焼いた。
さて、ここまで食べ終えて、眠いのである。
無理に話を続けようとしているから、会話も何だか眠たい。だからここで打ち切り。眠って、明日に備えることにした。
本当はこのあと、フィッシュ&チップス、チキンとほうれんそうのクリームトマトソースのスパゲティを作るはずであった。
じっさいのところ、こうして振り返ってみると、組立てがむちゃくちゃだったなと反省しきりである。メイン級のものばかりじゃないか。これは眠ってしまったのも、もしかしたら天の思し召しかもしれない。
さて、そんなふうにして、食事もアルコールも(いつもよりは)控えめな金曜の夜である。だから翌日の引越しはなかなかの働きを見せることができたのである。
気になるのは、後回しにされたフィッシュ&チップス、チキンとほうれんそうのトマトクリームのパスタだ。
いつ出てくるか。あるいは出てこないのか。
そんなメールが届く。何の前触れもなく、携帯電話がぶるぶるする。おいおいそりゃあいくらなんでも唐突すぎやしないか、とかならないところが僕たちのいいところかもしれない。
金曜日の話である。僕たちが金曜の夜に朝まで飲んでいることを予測してのメールである。
しかしだ。
終電後の開店となったこの日、途中から眠い。もうほんとに眠い。しかも数時間後には肉体労働が待っている。
だから途中まで作って眠ってしまう。
冷やしトマト。
コンキリエとオリーブ、ゆでたまごのサラダ。
これは、前日とってもおいしかったので、この日も作って出した。
コンキリエの貝殻の中にツナやゆでたまごが入り込むのがいいね、とか話す。
サラダとは呼んでいても、じっさいのところかなりおなかにたまるメニューである。
もう、残り少なくなったコエド・ビールは『漆黒』から。
ちなみに後に写っているオリゴの中には、前日の残り物のフランクフルトとじゃがいものチーズ焼きが入っている。
とりあえず残り物でもどうです、とか臆せず出してしまうあたりが僕のいいところかもしれない。悪いところかもしれないけど。
評判は悪くない。
コエド『伽羅』。
先日、コエド・ビールのセットを買ってからというもの、この伽羅の登場頻度が非常に高いことにお気づきの方もいるかもしれない。いったい何本買ったんだよ、とか訝っている方も、もしかしたらいるかもしれない。
実はこの伽羅がおいしかったので、これだけ買い足したのであった。コエド・ビールはわりと流通していて、その気になれば普通に買える。
ジャーマン・ポテト。
ジャーマン・ポテトの正確な定義というものを、僕は知らない。もしかしたらそんなものはないのかもしれない。
いつも作るこいつは、アーリオ・オーリオでローズマリーとベーコン、たまねぎを炒め、白ワインをふり、茹でたじゃがいもと和えて、それからオーブンで焼く。
今回はチーズをかけて焼いた。
さて、ここまで食べ終えて、眠いのである。
無理に話を続けようとしているから、会話も何だか眠たい。だからここで打ち切り。眠って、明日に備えることにした。
本当はこのあと、フィッシュ&チップス、チキンとほうれんそうのクリームトマトソースのスパゲティを作るはずであった。
じっさいのところ、こうして振り返ってみると、組立てがむちゃくちゃだったなと反省しきりである。メイン級のものばかりじゃないか。これは眠ってしまったのも、もしかしたら天の思し召しかもしれない。
さて、そんなふうにして、食事もアルコールも(いつもよりは)控えめな金曜の夜である。だから翌日の引越しはなかなかの働きを見せることができたのである。
気になるのは、後回しにされたフィッシュ&チップス、チキンとほうれんそうのトマトクリームのパスタだ。
いつ出てくるか。あるいは出てこないのか。
梅雨時の天気予報が、あてにならないことなどハナからわかっている。
外れたからといって、腹を立てるのは無定見というものだろう。また、予報を頭から信じきって用心を怠るなど、それこそ愚昧、軽率、浅薄の謗りを免れまい。
しかし、だ。
東京地方は、降らないって。朝、言ってたじゃんかよう。
買ったばかりだったのだ。
おろしたてだったのだ。
両足にぽつぽつとシミになってしまった。そもそも日本の気候に…(中略)…こんなシミ磨いたって…(中略)…。
まあいい。
ぶつぶつ言ったって始まらないからあれだけど、東京は降らないっていうから…(以下略)。
先日のサボりの残り、フランクフルト・ソーセージを使おうと思っていた。トマトソースで煮込むのもいいと思ったけれど、煮込み料理の時期でもないのでチーズといっしょにオーブンで焼くことにする。
フランクフルトを調理する前に、サラダを拵えよう。オーブンで焼くのだ。焼きあがるのを待つ間に、サラダでもつまみながらビールを飲もうと思ったのだ。
茹でたコンキリエ、ゆでたまご、ツナ、刻んだブラックオリーブ、パセリのみじん切りをボウルへ。
牛乳とマヨネーズとパルミジャーノを合わせたソースを入れ、胡椒を挽く。
混ぜる。
完成である。
一方フランクフルトは斜めに切り、にんにくとオリーブオイル、たまねぎといっしょに炒める。
冷蔵庫の中に、しなびたタイムがあったのでそれも入れる。
白ワインをふる。
電子レンジで加熱したじゃがいもを切っていっしょに炒める。
ざっと炒め合わせて、これにトマトとチーズを乗せてオーブンへ。
オーブンは250度で15分くらい。
オーブンがじりじりいっている間に、ビールである。
先日のコエドビールセットから最後の登場は『漆黒』の名の黒ビールである。これはなかなか味のあるおいしい黒ビールだ。
しかしながら、黒ビールのベストはやっぱり『東京ブラック』だ。これに勝る黒ビールは、ちょっとない。
コンキリエとオリーブ、ゆでたまごのサラダ。
サラダをつまみながらのビール。
なんかとてもいい感じだった。
何かができあがる前のほんのちょっとの間。これがとてもいい時間である。
そういえば、フィルムを現像に出して、早くでき上がってこないかな、という時間を過ごさなくなって久しい。
そんなことを思っていた。
さて、焼き上がりである。
ビール2本目は、コエド『伽羅』。
トマトから出た水分が、チーズと混ざるこの感じがいい。
すっかりいい気分なので、予定になかったけれど、ワインを飲み始める。
この夜、妙に上機嫌だったのは、オーブンの焼き上がりを待つ時間が、とても幸せな時間だったからだ。わずか15分の至福の時間が、こんなに気分を高めてくれることがあるのだ。
翌朝、玄関にて。
買ったばかりの靴のシミを見て、苦々しい気分が込み上げてくれけれど、もうよそう、と思う。結局は履いているうちにわからなくなってしまうのだ。新しいからどうとか、別にいいじゃないか。
でも、東京は降らないって言ってたし、…そもそも…(以下略)
外れたからといって、腹を立てるのは無定見というものだろう。また、予報を頭から信じきって用心を怠るなど、それこそ愚昧、軽率、浅薄の謗りを免れまい。
しかし、だ。
東京地方は、降らないって。朝、言ってたじゃんかよう。
買ったばかりだったのだ。
おろしたてだったのだ。
両足にぽつぽつとシミになってしまった。そもそも日本の気候に…(中略)…こんなシミ磨いたって…(中略)…。
まあいい。
ぶつぶつ言ったって始まらないからあれだけど、東京は降らないっていうから…(以下略)。
先日のサボりの残り、フランクフルト・ソーセージを使おうと思っていた。トマトソースで煮込むのもいいと思ったけれど、煮込み料理の時期でもないのでチーズといっしょにオーブンで焼くことにする。
フランクフルトを調理する前に、サラダを拵えよう。オーブンで焼くのだ。焼きあがるのを待つ間に、サラダでもつまみながらビールを飲もうと思ったのだ。
茹でたコンキリエ、ゆでたまご、ツナ、刻んだブラックオリーブ、パセリのみじん切りをボウルへ。
牛乳とマヨネーズとパルミジャーノを合わせたソースを入れ、胡椒を挽く。
混ぜる。
完成である。
一方フランクフルトは斜めに切り、にんにくとオリーブオイル、たまねぎといっしょに炒める。
冷蔵庫の中に、しなびたタイムがあったのでそれも入れる。
白ワインをふる。
電子レンジで加熱したじゃがいもを切っていっしょに炒める。
ざっと炒め合わせて、これにトマトとチーズを乗せてオーブンへ。
オーブンは250度で15分くらい。
オーブンがじりじりいっている間に、ビールである。
先日のコエドビールセットから最後の登場は『漆黒』の名の黒ビールである。これはなかなか味のあるおいしい黒ビールだ。
しかしながら、黒ビールのベストはやっぱり『東京ブラック』だ。これに勝る黒ビールは、ちょっとない。
コンキリエとオリーブ、ゆでたまごのサラダ。
サラダをつまみながらのビール。
なんかとてもいい感じだった。
何かができあがる前のほんのちょっとの間。これがとてもいい時間である。
そういえば、フィルムを現像に出して、早くでき上がってこないかな、という時間を過ごさなくなって久しい。
そんなことを思っていた。
さて、焼き上がりである。
ビール2本目は、コエド『伽羅』。
トマトから出た水分が、チーズと混ざるこの感じがいい。
すっかりいい気分なので、予定になかったけれど、ワインを飲み始める。
この夜、妙に上機嫌だったのは、オーブンの焼き上がりを待つ時間が、とても幸せな時間だったからだ。わずか15分の至福の時間が、こんなに気分を高めてくれることがあるのだ。
翌朝、玄関にて。
買ったばかりの靴のシミを見て、苦々しい気分が込み上げてくれけれど、もうよそう、と思う。結局は履いているうちにわからなくなってしまうのだ。新しいからどうとか、別にいいじゃないか。
でも、東京は降らないって言ってたし、…そもそも…(以下略)
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心のメモ(10月)
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心のメモ(11月)
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心のメモ(12月)
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心のメモ(2008年1月)
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心のメモ(2月)
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心のメモ(2009年6月)
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心のメモ(2010年3月)
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ひとくちメモ
心のメモ(2010年4月)
やましげ校長の退任がほんとうに寂しいです/
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心のメモ(2010年11月)
「返しにきたよ。」友人が持ってきてくれた傘にまるで見覚えがない。/奥田民生が『茜色の夕日』を歌っている動画を見て泣いた/カゼをひきました/
ひとくちメモ
心のメモ(2010年12月)
六本木『ABBEY ROAD』で"The Parrots"のライブに感動/
ひとくちメモ
心のメモ(2011年1月)
我が家もついに地デジ化/
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心のメモ(2011年3月)
武道館にくるりのライブを見に行った/震災当日、荻窪まで4時間くらいかけて帰ってきた/
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心のメモ(2011年5月)
J・アーヴィング『また会う日まで』読了/そろそろストーブをしまおうかと思っている/靴下の左右を揃える手間を省くためすべて同じ柄にするという新発想/『ニルスのふしぎな旅』DVDセット購入/
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心のメモ(2011年7月)
甚平を買った/坂本屋が復活してた/『いいとも打ち切り』ってあって思わず東スポを買ってしまった/魁皇関、おつかれさまでした/
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心のメモ(2012年3月)
松本大洋の『Sunny』がすごい/やっぱタモさんはすげえや/
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心のメモ(2012年4月)
洗濯機を買い替えた/『anan』表紙のしょこたんにどうしても目を奪われてしまう/
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心のメモ(2013年4月)
2年ぶりくらいにひどいカゼをひいた/
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心のメモ(2013年8月)
個人的空耳アワード2013は『金玉をつけないでよ』に決定/
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心のメモ(2014年7月)
野々村県議の会見はたしかに笑ったが、どうにも後味が悪い/
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心のメモ(2014年9月)
カイン・ハイウィンドに2度も裏切られた/
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心のメモ(2014年10月)
虫歯治療中/『ちいさこべえ』の”りつ”が超かわいい/
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心のメモ(2014年11月)
ぐんまちゃん、おめでとう/中野サンプラザにくるりを聴きに行った/
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心のメモ(2014年12月)
やりきれない出来事が多すぎる/『天城越え』という歌はよく聴くとじつに陳腐だ/
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心のメモ(2015年1月)
初詣は日本橋の小網神社に出掛けた/『相棒』スペシャルはいまいちだった/箱根駅伝を走る選手が眉毛を整えているのを見るとちょっと鼻白む/