トマトを買いに出かけて、なんとなく立ち寄った魚屋さんで、あんまりいいブリがあったので買う。照り焼きもいいけれど、こっくりと煮物もいいなあと思って大根を買って帰る。
帰ってきて思う。僕はブリを買うつもりじゃなかったんだ。
名作『ルパン三世 カリオストロの城』に出てくる、ミートボールのスパゲティー。
これについては以前書いた。
↓
カリオストロのスパゲティー
実はこのパスタ、ミートボールを作る(揚げ物をする)⇒パスタにする、という2段階なので、時間がかかるのである。
さて、こんなことを言いたくはないけれど、ここのところほんとうに忙しい。
だけど、生活のバランスも大事だと思うから、たまにはしっかり時間をかけてゆっくり料理をしようと思ったのだ。
前回の記事を調べてみたら、奇しくもちょうど1年前。この時期に作りたくなる料理なのかもしれないと思った。
まずはミートボールを作るところから始める。
もう、これだけでもおいしい。
ここからパスタに入る。
ごく基本的なトマトソースのスパゲティーに、ちょっとだけ甘みのケチャップを加える。
これは個人的なイメージで、このパスタはちょっと甘めの味付けなんじゃないかと思うからである。
塩、胡椒で味を調える。
ゆっくり、じっくり作る。
この飾らない味を味わうには、時間のゆとりと気持ちのゆとりを持たなくてはならない。
とりあえずは、これを食べ終わるまで他のことは全部忘れる。
それは、『藁にくるまったワイン』。
シチュエーションだって大事だ。
このワイン、こうして飲んでいると『ヨーロッパの小国の城下町の大衆食堂で出てくる、決して高級ではないけれどそこそこいけてるハウスワイン』の味がしてくるから不思議である(そんな経験をしたことはないですが)。
入梅が近いせいか、どうも天候が優れない。
パスタを食べながら聴いていたのはこの曲である。
『HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN?』
(CREEDENCE CLEARWATER RIVIVAL)
(CREEDENCE CLEARWATER RIVIVAL)
『雨を見たかい?』―天気雨について唄ったこの曲。
季節の匂いに敏感なのが僕の美点だと、勝手に思っているわけであるが、最近忘れかけているように感じて猛省した次第である。
スーパーで小柱が目に入ったので、パスタにした。
ホタテはよく使うけれど、そういえば小柱は使ったことがないな、と思ったのだ。
小柱はバカ貝の貝柱という話である。青柳。
なかなか贅沢な感じじゃないか、と。
ホタテもアサリもそうだけれど、貝類のうまみは強い。おいしいスープをしっかり麺に絡めれば、きっとおいしいパスタになる。
小柱は軽く塩をしておく。
アスパラがあったので、それも入れることにする。
今くらいの時期は国産の細めのアスパラがおいしい。
にんにくと唐辛子のオイルを作る。
小柱を炒める。
これくらいのタイミングでパスタを茹で始める。
白ワインをふる。
ワインの水分が飛んだらパスタの茹で汁を加える。
フライパンをゆすって乳化させる。
塩、胡椒で味を調える。
パスタが茹で上がる2分前くらいに、アスパラを投入。麺と一緒に茹でると楽だ。
アスパラはシャキシャキしているのが好きなので、あまり茹で過ぎない。
茹で上がったパスタとアスパラをフライパンに入れて、しっかり和える。
小柱とアスパラガスのペペロンチーノ。
食べて思ったけれど、小柱のうまみはすごくしっかりしている。ホタテのそれに較べて、凝縮されている感じがした。
水っぽくないというか。
硬めに茹でたアスパラガスの歯ごたえもまたよし。
ビールは、プレミアムモルツ。
モルツなんて、好きじゃなかったのだけれど。
プレミアムには完全にやられました。
大好きです。
その後は、白ワインへ。
このパスタ。いかにも白ワイン、という感じである。
パスタ。久しぶりだ。
やっぱりおいしいな、と本気で思った。
ホタテはよく使うけれど、そういえば小柱は使ったことがないな、と思ったのだ。
小柱はバカ貝の貝柱という話である。青柳。
なかなか贅沢な感じじゃないか、と。
ホタテもアサリもそうだけれど、貝類のうまみは強い。おいしいスープをしっかり麺に絡めれば、きっとおいしいパスタになる。
今くらいの時期は国産の細めのアスパラがおいしい。
これくらいのタイミングでパスタを茹で始める。
フライパンをゆすって乳化させる。
塩、胡椒で味を調える。
アスパラはシャキシャキしているのが好きなので、あまり茹で過ぎない。
食べて思ったけれど、小柱のうまみはすごくしっかりしている。ホタテのそれに較べて、凝縮されている感じがした。
水っぽくないというか。
モルツなんて、好きじゃなかったのだけれど。
プレミアムには完全にやられました。
大好きです。
このパスタ。いかにも白ワイン、という感じである。
パスタ。久しぶりだ。
やっぱりおいしいな、と本気で思った。
5月5日はこどもの日である。
われわれにとってはただの休日である。
ミッシェル・ポルナレフの『Holidays』はなぜか『愛の休日』と訳される。
われわれにとってはどちらでも同じことだ。
さて、そんなこどもの日に僕たちは日本酒を楽しもうと集まったのである。今頃になってそんな前の話かよ、などと言う勿れ。
以前、友人が持ち込んだ地酒を愉しもう、というとってもオトナな企画なのである。
この日の主役はこいつ。
『ゑなのほまれ しぼりたて原酒』
フルーティーで甘め。だが、アルコールが19度くらいある。危険なお酒だ。すいすいっと杯を傾けてるうちに、見えてくる新世界。
「あぶない、せっきー。そっちに行っちゃダメだ。」
そんな声に引き戻される。
さて、この日はお品書きを用意したのである。
地酒を愉しもうというのだ。僕のテンションだって上がる。
メニューを組み立ててみて、果たして一晩でこれをこなせるのかが疑問だった。
この通りに進むのかどうか、が見どころである。
まずは前菜。
今回は前菜を3種盛り合わせにした。
『豆腐と枝豆としらすの和えもの』
おなじみである。
『白うりの浅漬け』
実は僕の大好物である。夏が近づいてくると出回るようになる。
夏が近い。
『するめの麹漬け』
日本酒には最高のアテである。
載せているのは、ブリキのトレイである。
このゴールデンウィーク中に手に入れた、素敵なトレイ。
続いて、『焼き野菜』
ただ焼いただけの野菜。塩・胡椒、しょうが醬油を添えてある。
蓮根、アスパラガス、いんげん、筍。
舞茸。
これも上記焼き野菜のひとつであるが、舞茸だけは甘めのつけだれでつけ焼きにする。あさつきを散らす。
『切り干し大根』
切り干しブームが訪れていたと見える。
「誰かに作ってもらいたい」などといいながら、自分でせっせと作って、人に振る舞っている。
『ごぼうと豆腐の煮物』
ごぼうを出汁で煮て、豆腐をくずし入れたまごでとじる。
三つ葉を散らす。
『だし巻きたまご』
何回作っても、だし巻きを作るときには緊張が走る。
こればかり作っていると、長生きできないんじゃないか、と思う。
『鶏もも肉の塩焼き』
このお皿は先日買い求めた、市川孝さんの耐火皿である。
フライパンで蒸し焼きにした鶏もも肉を、カンカンに熱したお皿で供する。
レモンを搾る。
『筍ごはん』
土鍋で炊いたので、おこげがあるのがうれしいが、少々焦げ過ぎたようである。
料理は、ここまで。
お品書きのメニューを全部出した。しかしながら、最後の筍ごはんを出した時、もうそろそろ夜明けも近いという頃であった。
この写真は、全部食べ終わったあと。
いい感じに乱れてます。
こどもの日なので、柏餅を買っておいた。
西荻の『青柳』という和菓子屋さんで、柏餅と麩まんじゅうを買ったのだ。
柏餅もさることながら、麩まんじゅうがとてもおいしかった。
そして、酔っ払ったあとのお茶もとてもおいしいと思った。
われわれにとってはただの休日である。
ミッシェル・ポルナレフの『Holidays』はなぜか『愛の休日』と訳される。
われわれにとってはどちらでも同じことだ。
さて、そんなこどもの日に僕たちは日本酒を楽しもうと集まったのである。今頃になってそんな前の話かよ、などと言う勿れ。
以前、友人が持ち込んだ地酒を愉しもう、というとってもオトナな企画なのである。
『ゑなのほまれ しぼりたて原酒』
フルーティーで甘め。だが、アルコールが19度くらいある。危険なお酒だ。すいすいっと杯を傾けてるうちに、見えてくる新世界。
「あぶない、せっきー。そっちに行っちゃダメだ。」
そんな声に引き戻される。
地酒を愉しもうというのだ。僕のテンションだって上がる。
メニューを組み立ててみて、果たして一晩でこれをこなせるのかが疑問だった。
この通りに進むのかどうか、が見どころである。
まずは前菜。
今回は前菜を3種盛り合わせにした。
おなじみである。
実は僕の大好物である。夏が近づいてくると出回るようになる。
夏が近い。
日本酒には最高のアテである。
載せているのは、ブリキのトレイである。
このゴールデンウィーク中に手に入れた、素敵なトレイ。
ただ焼いただけの野菜。塩・胡椒、しょうが醬油を添えてある。
蓮根、アスパラガス、いんげん、筍。
これも上記焼き野菜のひとつであるが、舞茸だけは甘めのつけだれでつけ焼きにする。あさつきを散らす。
切り干しブームが訪れていたと見える。
「誰かに作ってもらいたい」などといいながら、自分でせっせと作って、人に振る舞っている。
ごぼうを出汁で煮て、豆腐をくずし入れたまごでとじる。
三つ葉を散らす。
何回作っても、だし巻きを作るときには緊張が走る。
こればかり作っていると、長生きできないんじゃないか、と思う。
このお皿は先日買い求めた、市川孝さんの耐火皿である。
フライパンで蒸し焼きにした鶏もも肉を、カンカンに熱したお皿で供する。
レモンを搾る。
土鍋で炊いたので、おこげがあるのがうれしいが、少々焦げ過ぎたようである。
料理は、ここまで。
お品書きのメニューを全部出した。しかしながら、最後の筍ごはんを出した時、もうそろそろ夜明けも近いという頃であった。
いい感じに乱れてます。
こどもの日なので、柏餅を買っておいた。
西荻の『青柳』という和菓子屋さんで、柏餅と麩まんじゅうを買ったのだ。
柏餅もさることながら、麩まんじゅうがとてもおいしかった。
そして、酔っ払ったあとのお茶もとてもおいしいと思った。
ほんとうに好きだ。
この地味な食べ物。
ほぼ水分といって差し支えないであろう大根をわざわざ干して水で戻すという、一見無意味とも思われる行程を経た切り干し大根は、どっこいそれが決して無意味ではないことをその味が雄弁に物語る。生のみずみずしい大根をお揚げといっしょに煮たところで、この味にはならない。
おそらく、最初は保存の目的で干すようになったのだろうと思う。しかしながらその副産物として、このやさしい味ができ上がったのだ。今は保存よりもむしろ切り干し大根の味を得るためにわざわざ干して、水で戻しているといっていい。
乾物類に共通していえることだけれど、ただ干してそれを水で戻しただけなのにこんなにも味が深くやさしくなるのは本当に不思議なことだと思う。それは恰も時間が作り出した魔法のようでもある。
それにしても、色もあまりぱっとしないし、華やかさのかけらもない、地味な食べ物である。でも地味は滋味に通じる。
【滋味】 ―ゆっくり味わうと分かる、深い・味(印象)
―『新明解国語辞典 第四版』(三省堂,1989)
さて、切り干し大根を作った夜、さすがにこれだけでは寂しいので他にもいくつか作った。
奴の薬味はここのところ多様化して、趣向を凝らしたものを食べる機会も増えた。
それでもこの削り節とねぎと生姜と醬油という基本中の基本がやっぱり落ち着くのである。
半額になっていたマグロのサクをヅケにして、山かけでいただく。
いろいろと地酒の味を較べたりするのも、それはそれで愉しいことだが、何の気なしにお酒を飲むときは、いつもの味、馴染みのお酒というのが、ほっとする。
―『御馳走帖』(内田百閒,1979/中公文庫)
人にあげてしまったり、煮酒にしてしまうことはないけれど、時と場合によってはこの気持ちも分からないではない。誰かと飲むならおいしい地酒もいい。あーでもないこーでもないといいながら飲むのは愉しいことだ。
しかし、切り干し大根を食べながら独りで傾けるには、いつものお酒がいいと思う。
切り干し大根は、大好きだけれどあまり作る機会がない。というか作らない。
身勝手な話だけれど、これだけは自分で作るよりも誰かに作ってもらったのを食べたい気がする。
だけどなかなかそういうわけにもいかないので、仕方がないからたまに自分で作る。
市川孝さんの展示があるという。『是非、ご来店下さい』のところに色鉛筆で乱雑に線が引いてある。来い、ってことだ。
市川さんの器がすごく好きだ。実用を一番に考えた潔さが好きだ。
だから自然に手が伸びる。
器は道具だ。使われてこそ価値があると思う。手が伸びる道具であるにはそれなりの理由がある。豪奢に飾り立てたようなものに嫌気が差すのは言うに及ばず、色が自然で食べ物を引き立てることとか、持ったかんじの心地よさとか、サイズがちょうどいいとか。または注ぎ口のあるものであれば、液体が尻漏れしない、とか。ほんの小さな理由が無数に積み重なって、いつも手が伸びる道具は決定されていく。
もう何年も前のことになるけれど、『魯山』を初めて訪ねたのも市川さんのティーポットを求めてのことだった。焼締のポット。
一度、水切りかごの中で、他のお皿にぶつかってポットの蓋を割ってしまったことがある。どうしても諦めきれずに、大嶌さんに継いでもらった。もちろん今も活躍している。
さて、展示に行くことに決めたら、買い物熱が上がってしまったのだ。
いけないとは思う。
思うけれど、熱が上がってしまったものは仕方がないのである。
そこで先週日曜日のお買い上げ品リスト。
まずは吉祥寺、Wickie。
Wickieはヴィンテージが主だけれど、新品の小物もなかなかいい感じです。
ARABIAの古いのも、すごく欲しかったけど我慢である。
蚊取り線香のお皿。ブリキと黒とどちらにも決めかねて、結局両方買った。
これはもう、酒器として作られた片口。こういう黒い器は涼しげに映るので、これから冷酒を飲むときによいと思う。
注ぎ口のついたものばかり買っているが、水差しを買う。
こいつから注がれた水は、なんだかおいしく感じるかもしれないと思い。
耐火皿である。調理もできる。
それより何より、これを火にかけて使っていくうちにどんどん表情が変化していくだろう。
それが楽しみでしようがない。
これだけ市川さんのではない。
古い平清水(たぶん)。
どうも、片口ばかり買ってしまうようである。
魯山には、市川さん本人がいた。
入浴剤をくれました。
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1977/05/04
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腰が痛い/引っ越そうと思っている/ハナレグミのライブに行ったらスチャダラが出てきて『今夜はブギー・バック』を歌った/10年ぶりくらいでエヴィスのジーンズを買った/西荻のカフェ『11(イレブン)』が11/11で閉店。残念です/会社のPCがクラッシュ。困った/羊頭狗肉を本当に行っていた店がモスクワにあった/
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心のメモ(12月)
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心のメモ(2008年1月)
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心のメモ(2月)
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